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どるとるの部屋


[997] たとえばそこに咲いている花
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


いつも何気なく見えている景色に見過ごしているものがあるとすれば
それは決して特別なものじゃないけれど当然と呼んでいいものでもない

※『僕らが今 見ている景色は何もかもがすべて特別なものなんだ 』当然な景色だってうぬぼれるくらいなら思え

たとえばいつも何気なく見ている空が特別なものだと感じれたら 詩的(リリカル)な気持ちになる

そこに当然にあるものがもしなかったら 困るもの 沢山あるはずだよ探さなくたって

だから 見過ごさないで
いつもなら通り過ぎてしまう通りにも
咲いているはずだ
沢山のキラキラが数えきれぬほど

たとえばそこに咲いている花がそうだったりするんだ

ほらその花はそこにあるものだ だけれどなかったものでもある
そんな不思議
抱きしめて今あるすべてに感謝しなさい

生きているなら
君だっていなかったものだっておかしくないから

ねえ…

知らないうちに見過ごしてしまっている鮮やかな色は君に見つめられるのを今か今かと待ってる
節穴じゃないだろう?君の瞳は
ならば目を凝らしてさ 真実の眼を開け
そしてその中に輝きを映し出せ

雨上がりの虹だって
駅のホームの金網はさんだ 道の片隅咲く花だって 君を元気にしてくれるよ
きっと学校より塾なんかより教えてくれることは多いはず
南下して行け
寒い北の国なんか飛び出して

たとえばそこに咲いている花がそうだったりするんだ

鏡に映る自分はここにいるものだ だけれどいないともいえる
そんな不思議
抱きしめて今あるすべてに不思議がれ

地球というこの惑星に生まれてこれたその幸せを体中で 心で感じよう
大げさなことじゃないさ
いいじゃないか夢見がちだって
リリカルな毎日のほうが楽しいから
特別なものは見たいと思わなきゃ見えないんだ 誰にも



特別なものを見る為の目ならここにある。

2010/01/31 (Sun)

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