詩人:orangest | [投票][編集] |
今年も幾つか季節が
巡っていった
あの日見た夢には
どのくらい近づいたのかな
正直まだ
大人になることの理由
なんて見つけられないまま
歩き続けているよ
だけどいつだって
忘れない
あの子やあなたと
精一杯紡いだ日々を
僕達が歩んできた季節は
いいことばかりじゃ
なかったけれど
確かに何よりも輝いていた
いつか立ち止まって
振り替えれば今は
くだらなく思えることも
きっと笑顔の切っ掛けに
なるのだろう
たくさんの出会いとか
別れもあった
その度に癒えぬ痛みを
経験したりした
それでも何一つも後悔
してないのは
かけがえの無いもの
つくりあげてきたから
だからいつだって感じる
あの子やあなたから
受け取った優しい愛を
僕達が進んできた旅路は
歪で凸凹道だったけれど
擬いなどない物語が
そこにあるはず
どんなときだって
教えてくれた
こんな日々が幸せなんだと
そしてその意味を今
伝えていきます
これから僕達の目の前に
大きな壁が
立ちはだかろうとも
あの子やあなたと共に
歩いていこう
[前頁] [orangestの部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -