詩人:orangest | [投票][編集] |
ホントは誰にも解らないように泣いていたんだね
やけに明るいその笑顔が僕の胸を締め付ける
いつしか向き合っていたつもりになっていたんだね
何にも知らなかったのに
それでも信じてくれたこと
僕も信じてみるから
だから僕達は笑い出したんだ
特別な理由なんてなかったけど
あどけない手と手を触れ合わせたら
確かに何かが繋がった気がした
優しさがほら溢れていくように
こんな時代だからと諦めてしまったその明日
代わりがないからこそとても重苦しくなって
「大丈夫」だと言うことは簡単にできるから
何にも言えなかったけど
それでも立ち上がったこと
僕も強くなれるから
だから僕達は歩き出したんだ
ぎこちなさ残る足取りだったけど
何気なく重ねた瞳に映る
ものがなんだったのかななんてことは
一人じゃないことだけで満たされる
見上げた空に流れた天の川
一体君は何を願ったんだろう...
[前頁] [orangestの部屋] [次頁]
- 詩人の部屋 -