自分らしさと理想の自分の妥協点を探しながら空を見ていた色彩と 透明度と 流れていく雲の形をブランコをこぎながらあいつを傷つけてしまった猫がじゃれるように悪意もなくちっぽけな板の上で周りの空気をかき回していたただのぼくが夢と現実を行ったり来たりしながら明日と昨日のすき間を鼻歌で埋めて手を離せば届きそうな空を見ていたブランコをこぎながら
[前頁] [けむりの部屋] [次頁]