詩人:琴音 | [投票][編集] |
がんばれ って
諦めるな って
挫ける度に声を掛ける友人
頑張れば振り向いてくれるのですか
諦めなければ叶うのですか
愛する人を手に入れられますか
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貴方を想い唄う
声が出てるかも分からないけど
心ではずっと唄ってる
あたしの心境みたいね
雨は止まずに髪を浸す
雫石は地面に落ちて塊と化し
奇麗事を嫌うあたしは
奇麗事にしがみついてた
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聴覚が果てた時
世界がやけに眩しくて
殺気さえ覚えた夏
部屋の一角には沢山の音楽機材
弦を弾いても音は鳴らず
夢をも弾きとばされた
貴方は居ない。
音も失った今
何があると言うのか?
何も答えられぬ自分が
すごく小さな人間だとわかった日。
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裏切られて 裏切って
なにが正しくて
なにが間違いなのか
それさえ曖昧
結局はそう、
自分が大好きで
傷付くのさえ辛いのに
再び温もりを求めてた
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笑顔笑顔されどお面
笑顔笑顔されど偽り
じょうしきを見習いませう
じょうしきに合わせませう
笑顔笑顔されどお面
笑顔笑顔されど偽り
じぶんじしんを消しませう
じぶんじしんを殺しませう
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暗い部屋に独り
壊れた玩具の様に何度も
「ごめんなさい」と繰り返した
世界から音が消えた
「普通」ではない私
お母さん お母さん
ごめんなさい
私、「普通の子」じゃなくて
ごめんなさい
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小さな池を覗いたら
後ろから押されて真っ逆さま
ふかくふかくふかく
ゆらりゆれた君を見上げ
明日は果てたと何故か思う
ふかくふかくふかく
ゆらりゆれた水と紅
辿れば耳から流れた血液
水圧に鼓膜が耐えられなくて。
引き上げられたの視界は明るく
されど音が消えていた
ゆらりゆれた君の笑顔
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赤や緑浮かぶ紋白蝶
幻か手が触れる事は無く
魅されては追いかけ
終わりなどないのだろう
手のひらひらひら ひるがえし
真似をしてたらおかしくて
瞬間きえる紋白蝶
狂ったように泣き叫び
呼吸をすればまた夢の世界
現実すら幻なのです
手のひらひらひら紋白蝶
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君との距離をカメラ越に図る
近いような遠ような
もどかしい距離
レンズ内で君が嬉しそうに微笑むから
隣りに立つ少女の肩を軽く抱き
幸せそうに微笑むから
シャッター音と共に
此の気持ちを閉じ込めた