詩人:あぃこ | [投票][編集] |
口に出してしまえば
もう戻れない気がした
ああ、また夜が明けるね
手探りで探した明日
見つけたのは何だっけ
消えかけた電球
鬼のいないかくれんぼ
待ち人は来なかった
キリトリ線のその向こう
伸ばした手の中は空
奇跡は起きなかった
溜め込んだ感情
溢れ出す
どうせなら
君の前で泣くんだった
奇跡は 起きなかった
詩人:あぃこ | [投票][編集] |
それでも良いと言えば
あなたはもう一度キスをしてくれただろうか
手の温みを
あの人と分かち合わせてくれただろうか
駄目だと思った時には
もう遅かった
滲む色
帰る場所はもうないの
膝抱えて
帰る場所はもうないの
そばにいたかった
私で満たしたかった
あなたを丸ごと全部分かりたかった
あなたとのこれからを描いた
愚かな私
あなたの見つめる先には
違う人がちゃんと笑っていたのにね
こんなに泣くなら
あなたの秘密でいればよかった