詩人:あぃこ | [投票][編集] |
ほんのわずかな期待も希望も
もつたび総て壊された
はじめは何度も
わけも分からずすがりついた
だけど
ある日やめた
期待 するから
がっかりする
希望をもつから
裏切られる
何もかも諦めた時
やっと安心できて 驚くほど楽になった
だけどやっぱり
虚しくて 悲しくて
やっぱりその痛みを欲するのは
絶望のふちで
あなたが笑ってみせたから
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あなたのこと
全部知りたくて
あたしのこと
もっと知ってほしくて
四六時中いつも一緒にいたい
あたしだけみててほしい
あなたのことになると
こんなにもわがままでよくばりになっちゃう
繋いだ手を
もう離したくないの
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あなたのこと
ちゃんと忘れられてると思ってた
けじめつけて
前に進めてるって
だけど
見たくなかった
あなたのそんな顔
よく知ってる
甘えた笑顔
声も 仕草も
まだこんなにあたしの中に残ってた
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言葉って 不思議
こんなに脆くて
こんなにはかなくて
こんなに難しい。
不器用な人間にとってみれば
これほど悩むことはない
だけど
こんなに 綺麗で
こんなに 素晴らしくて
こんなに大切なこともない
あなたがくれた言葉
こんなにもあったかい
紡ぐことは宙に消え儚くも綺麗で
誰かに伝えるということは恐ろしくも素晴らしくて
そして 誰かの心に辿り着くことは大変だけど大切で。
言葉。
それはやっぱり尊いもの。
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わざと聞こえないように蓋をした
すみっこでうずくまる不安に
けりをつけたくて
でたらめな君の口笛
キスでふさいで
ほのかに香る石鹸に
めまいがしそう
ねえ 一緒にいるのに
よそみしないで
今だけでいい
僕だけみてよ
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『またね』
それだけで
ただそれだけで
なんかあったかくなって
スキップなんかしたくなる
また今度がある幸せ
君とのメールの最後に
君との時間の最後に
ばいばい じゃなくて
さよならじゃなくて
『またね』
ほら、笑顔になる
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部屋の掃除をしていたら
ふと出てきた懐かしい写真
ふたつならんだ きらきらの笑顔
あたしこんな顔してたっけ
公園で ツメクサつんだ帰り
陰踏みしながら帰ったっけ
きらきら きらきら
頭の中をちらついて
瞳をとじると
聞こえてくる
『また明日!!』
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ある夜 うちに子犬が迷いこんできた
まだ小さな体をふるわせて
あげたミルクを こぼしながら
忙しく飲んでる
ご飯ばらまきながら
キャンって吠える
そう 嬉しい?
ちぎれそうにしっぽふって
必死でトコトコついてくる
あたしの前にたちふさがっては なでてって体をよせてくる
抱き上げた柔らかい体が 少しふるえてた
おいていかないでって瞳をむける
怖かったね ごめんね
よしよし
寒い冬の始まりのこと
小さないのちに胸が痛んだ…