あふれるそのなみだは
幸せのなみだですか?
つないだ手は
すっかり冷えてしまっていたこと
僕は
気付かないフリをした
ものわかりの悪い
鈍感な奴になって
君をこまらせた
ちゃんと分かっているよ
あふれるそのなみだは
さよならの涙
ほどけた二人の指
君が右手をあげて
ゆっくり去っていく後ろ姿
あなたの幸せを願いながら
夕日を写す白いシャツが
こちらにひるがえることも願ってた
あの日の君を忘れないよ
今 隣で微笑む人には
同じ涙は流させない
あの日そっと誓った
あふれるなみだはいつだって幸せなものだといい
2007/03/11 (Sun)