詩人:Ray | [投票][編集] |
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手を伸ばせば
すぐそこに
今でもあなたが居るかのように
錯覚する
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こんな寒い
眠れない夜には
いつも
あなたが
受話器の向こうで
温めてくれたね。
もう鳴るはずのない
着信音
あなたは居なくて
その着信音を
目覚ましにして
毎朝
携帯に飛び付くあたしは
そのたびに
あなたが居たはずの
あの夏の夢の中から
一気に現実へ
引き戻される。
眠気は吹き飛んで
目覚ましの効果は絶大
だけど
毎朝
目覚めと同時に
哀しい錯覚と
どうしようもない切なさが
あたしを襲うの。
あなたが居た
あの夏の夢。
錯覚でもいいから
あたし
ずっとその中に居たかった・・・。
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『もしも願いが叶うなら』
ばかみたいだけど
そしたらあたしは
『あなたとずっと
一緒に居たい』
と 願うよ
そんなあたしに
あなたはやっぱり
『ばかだな』って
言ったよね
現実逃避してるだけなのかもしれない
あなたを
縛り付けていたいだけなのかもしれない
自分勝手だって
わかってるよ
純粋に見えて
なんだかやっぱり
キタナイよね
醜い自分
だけど
本当なの
でもあなたは
言ってくれたから
涙をこらえるあたしに
『願わなくたって
別に離れたりとかしないから』
こらえた涙は
やっぱり
こぼれ落ちた
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忘れてた思い
こらえてた思い
抱えきれない思い
どうせなら
なくなってほしいのに
ずっと 消えない
全部
涙と一緒に
流れてしまえばいいのに
どうしても 消えない
こんなに
ボロボロなのに
あたしの心は未だ
あなたを追い掛けてる
どこまで走っても
追い付かないこと
知ってるのに
それでも未だ
走ることを
止めようとしない
楽しかった
幸せだった
ずっと大切にしようって
決めた
あなたとの思い出が
時間差で
こんなに痛みに
変わるなんて
お願いだから
もう止めて
思い出は
なくしたくない
けど
この思いは
消え去ってほしい
あとどれくらい
涙を流して
傷をえぐれば
楽になれますか?
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不釣り合い 贅沢な
思いかもしれないけど
こうして
君の傍に居られることが
僕の唯一の幸せだったりするんだ
手は届かなくても
君はすぐ そこに居る
ただそれだけのことで
僕が今まで
どれだけ救われたことか
愛してるだなんて
言うつもりはないけど
ほんの少しの時間
隣に居る 君が
どんな理由でもいい
いつも
笑っていてくれたなら
それが 第二の
僕の幸せ
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方程式や歴史は
覚えるのは難しくて
ほっとくと すぐ
忘れちゃうのに
どうして
恋に落ちるのは
こんなにも 簡単で
ほっといても
決心しても
ずっと ずっと
忘れられないんだろう
英語も頑張ろうと思ったけど
嫌いになっちゃったのに
あなたのことは
頑張っても
嫌いにはなれない
別に 誰に
『好きになれ』と
言われたわけでもないのに
自分でも
取り返しが付かないくらい
苦しいくらい
好きになっちゃった
新しく覚えなきゃいけないこと
もっともっと考えなきゃいけないこと
たくさんたくさんあるのに
頭の中は いつも
あなたばっか
あなたを超える
いろんな新しい出会い
探してるのに
見つからないよ
見つけても
きっと
埋まらないよ・・・
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耳が 熱い
あなたと電話した後は
いつもそう
あなたの声が 言葉が
電話を切った後も
ずっと
あたしの頭の中 心の中で繰り返されて
それらはみんな
いつも睡魔を追い払う
眠れないから
掛けた電話が
余計にあたしを
眠れなくさせる
あなたの声が
あまりにも愛しいから
あなたの言葉が
どれもみんな大切だから
電話中の
あたしの耳と頭と心は
いつだって
大忙し
今夜もまた
耳が熱い
あたしの心の中は
あなたでいっぱい
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どうしたら
あなたに好きでいてもらえるか とか
どうしたら
あなたとずっと
一緒に居られるか とか
どうしたら
あなたが離れて行かないか とか
そうゆうのは
やっぱり変だよね。
あたしたちは
好きだから
付き合ってるんだし
好きだから
一緒に居るんだし
好きだから
今日も明日も
離れない。
好き っていうのは
こんなにもすごい力を
持っているんだね。
不安とか嫉妬
疑惑とか
醜い部分も
たくさんあるけど
なによりも
『好き』があるから
あたしたちは
負けない。
後になって
悔やむような
愛し方はしたくないから
いつでも
あたしの全部で
あなたを好きでいたい。
好きじゃなきゃ
何も生まれない
あなたじゃなきゃ
好きになれない。
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君が居なくなったのが
去年の夏
だけど
僕の心の中では
昨日も今日も
君が居る
もうこんなに長い月日が経っているのに
僕の中の時計は
だいぶ遅れて
時を刻んでいるらしい
思いは少しも
薄れることなく
むしろ 重なる時間と
比例して
厚くなってゆく
そして いつでも
月日は変わらず
僕の恋愛事情など
知る由もなく
刻一刻と 流れてゆく
去年の夏から
狂いだした 僕の時計
いったい誰が
修理してくれるだろう
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降り積もる雪が
私の心も 白くする。
キラキラ輝く
その音色と一緒に
君へも
この思いが届けばいいと願う。
思いを伝えるってことが
こんなに難しいことだったなんて
今まではわからなかった。
去年の今日は
一緒に居たね。
『来年もまたあげるから、受け取ってね』
って
私は言ってた。
ずっと ずっと
当たり前のように
二人 一緒に居ると
思ってたから。
約束破りは 私ですか?
雪の降る夜は
いつも 思う。
私の心も
その中の記憶さえも
白く
霞んでしまえば
いいのに と・・・
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人はきっと
目の前の
小さな幸福の欠片たちを
日々少しずつ 少しずつ拾い集めながら
大きな幸福を手に入れるべく
生きていくんだと思う。
出会いも別れも
涙も汗も
過ち 後悔も
全部が 実は「幸福」で
それを乗り越え
そのたび強くなりながら
人はきっと
生き永らえているんだと思う。
つらいよね。
苦しいよね。
もう止めたいよね?
だけど
頑張らなきゃいけない。
生きてかなきゃいけない。
つらいけど
苦しいけど
もう止めたいって
何度も考えるけど
それでも 人は
生きることを
止められないんだ。
弱いとか 強いとか
そんなの関係ない。
人は
幸福を夢見ずには
生きていけないから
誰もが いつでも
「幸福」のために
生きているんだ。
きっと 君にも
訪れるから
君にしかない「幸福」。
それが 今まで
君がこの道を歩んできた
たった一つの
答えになるから。