詩人:Ray | [投票][編集] |
生きる意味を
見出だして
希望と自信を持って
いまを
本当に生きている人は
いったい この世界に
どれ位 いるだろう?
「死」を
本気で考えた
あの夏。
過ぎ去った今でも
やっぱりあたしは
のこのこ
生きていて
楽しさも 幸せも
それなりに感じて
希望や夢なんて
まさか
持てるはずもないけど
それでもやっぱり
明日を迎えようとしている。
左手首の傷は
いつの間にか消えて
気が付けば
「絶望」さえも
忘れていた。
ねぇ あたし
それでも こうして
生きて
笑ってて
いいのかな・・?
明日を迎えることが
あたしには
どうも
「罪」に思えて仕方ならない。
生きる意味を
簡単に知ることが
出来たなら
そりゃ誰だって
苦労しないだろうけど
あたしには やっぱり
一生、
分かれない気がする。
神様が与えてくれた
この生命
あたしには
痛みでしか
ありません。
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ねぇ
あと どれだけ
この声
叫び続ければ
あなたの心に
届きますか?
『好きだよ』って
『会いたいよ』って
『大好きだよ』って
『寂しいよ』って
『離れたくないよ』って
『ねぇ 愛してるよ』
って
たくさんのわがままと
想い。
いつか
あなたの心に
届くなら
今は まだ
笑っていよう。
たとえ
この声枯れても
いつか あなたに
届くなら
あたし
いつまででも
叫び続けるから。
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好きだけど
それだけじゃ
どうにもならなかった。
不器用で
成るようにしか
成れなかった、僕ら。
嫌いになったわけでもなく
何か 事件が起きたわけでもない。
ただ、
どうしようもない空気と
すれ違い続ける時間に、
勝つ事が出来なかった。
『ありがとう』と
手を振って
『幸せになろうね』と
励まし合って
僕らは 離れた。
きらきら
輝くような
そんな 綺麗な
終幕だった。
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好きだった。
楽しかった。
あたし、
こんなにも
幸せだった。
こんなに
切ない別れは
初めてだけど
こんなに
大切にしたいと思う
別れも 初めてで
出会えて良かった。
少しの間でも
あなたと一緒に居られて
あたし
すごく幸せだった。
『別れ』は辛いけど、
きっとプラスになる。
あたし
あなたを好きになって
良かった・・。
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気付けば 僕は
君と居た事で
幸福を感じようとしていた。
絆や 繋がり
言葉を
大事にしようと
精一杯で
僕は
『幸福』そのものの
意味を
考えられずにいた。
君と居て、
確かに 僕は
幸福だったけど、
君が 居なくなった
今でも、
君が 居る事のない
これからも、
幸福は
必ず有ると、
信じられるようになった。
これからの未来
二人
生きていく中で
僕と君が
それぞれ
『幸福』に
辿り着けるように。
たとえ
もう
繋がる事は無くても、
お互い
それぞれの
『幸福の花』を
咲かせよう。
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出会いは
こんなに嬉しいものなんだって
あなたに出会って
あたしは知った。
『別れには慣れちゃ駄目だよ』って
あなたは
云ったね。
出会いと別れは
いつも一緒だと
思ってたけど
出会った事で
先ず
こんなにも
幸せを
感じられるなら
いずれ訪れる別れに
涙したとしても
また
出会いたいと思った。
何度傷付いても
何度裏切られても
たとえば もし
二人が出会う前に
この時間が
戻るとするなら
あたしは
また
同じように
あなたに出会い、
同じように
あなたに恋したい。
何度でも、
何度でも、
きっと また
あなたと出会いたい。
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どんなに
楽しくてもね
どんなに
笑っててもね
どんなに
暇な時間があってもね
あなたが
あなたが
ここに居てくれなきゃ
何の意味も無いの
思い無く
笑うあたしは
まるで 脱け殻
ただ一人の
あなたが居なくなった
だけなのに
こんなにも
あたしの世界は
光を失うの・・・
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陽の光を浴びながら
一人 ベンチで
ボーッとしてた。
たくさんの
にぎやかな声を
耳に入れながら
笑い声を聴きながら
あたしの頭の中を
駆け巡るのは
あなたの事ばかりで
まばたきすら
忘れて
ひたすら
あなたを思い出してた
あなたの笑顔も
細い指先も
広い背中も
あたしを呼ぶ声も
もう ここには無くて
暑い位の陽射しと
周りから聞こえる笑い声たちが
余計に それを
あたしに
思い知らせようとしてる
こんなに暖かくて
楽しいはずの季節なのに
やっぱりね
あたしだけ
笑えない。
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二人で
春のお祭りに行った時に
何気なくあなたがやったくじで当たった
「ハズレ」にも近い
小さなしゃぼん玉
悔しそうに
あなたは笑って
それをあたしにくれた
小さなプレゼントに
あたしは喜んで
『今度一緒にやろっか』って言った
『そうだね』って
あなたは言って
笑ってた二人
気が付けば
あたしの部屋の机の上の端っこに
ぽつんと置かれてた
しゃぼん玉
あぁ、こんなところにもまだあなたが居た
って
微笑みを浮かべた
結局
一緒にやることなんて
出来なかったけど
今度 晴れたら
一人ででも
やってみようかな
未だ枯れない想いが
ここにあること
あなたに届けたいから
遠く 高く
ずっと ずっと
飛んでいけばいいな
どうか 割れないでいて
強い風が吹いても
どんなに時間がかかっても
あなたに伝わるように
消えて
失くなったりしないでね
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小さな歩道橋に上って
月に近付き
ぼんやりと
それでも精一杯
光を放つ星たちを仰いだ。
小さな町の夜景が
綺麗で
国道を行く車の
赤いテールランプを
目で追ってた。
君はいつか
『今度すごく綺麗な夜景を見せてあげるよ』って言っていたね。
嬉しくて 楽しみで
その『今度』を
僕は ずっと
夢見ていた。
君は 今
何してるのかな。
何を考えて
何を想って
駆け足の日々を
送っているのかな。
忙しすぎる生活に
追われて
きっと もう
僕のことなんて
忘れてしまってるよね。
果たされなかった約束が
胸を締め付けて
痛い。
『夜景を見ながらキスをしようね』と言った
君の照れた笑顔が
今 こんなにも
愛しい。
君が見せてくれるはずだった その夜景は
こんな小さな歩道橋から見える
こんな小さな町の夜景よりも
きっと もっとずっと
綺麗なんだろうな。
この月が この星が
この町が
輝いているように
今宵も
僕の中では
行き場のない
君への想いが
止むことなく
光を放ち続けてる。
君が
月を見上げるように
星たちを仰ぐように
町を眺めるように
僕の光も
見つけて欲しい。
夜景の中に紛れても
ただ一つ
一番に輝けるように
ここで ずっと
僕は輝き続けるから。