詩人:Ray | [投票][編集] |
どうして いつも
素直になれないんだろう。
あなたが手を広げて
『おいで』って
言ってくれたのに
その胸に飛び込むことなんて
出来なかった。
恥じらいとか
掛け引きなんかじゃないんだよ。
ただ 恐くて
飛び込んだあと
本当にあなたが
その手で
包み込んでくれるのか
っていう
自信が無くて。
あたしは こんなにも
弱い人間だから
自分の好きって気持ちにすら
自信が持てない。
ごめんね。
どうしたら
もっと
素直になれるのかな。
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咳をしたら
喉の奥から 血が出た。
病気だな、って笑った。
いいよ、もう。
こんなあたし、
どんな病気にでも
かかっちまえ、と思った。
そうすれば もう
あなたのこと
考えなくて済む。
そうすれば もう
胸も痛まない。
切なさも無くなる。
そうすれば きっと
あなたが心配してくれる。
そうすれば きっと
あなたに会える。
恋がしたいって
今まで いつだって
思ってたけど
恋をするたび
もう嫌だって思う。
あなたに出会わなければ
こんな思い
することなかった。
どうして こんなに
あたしの中は
あなたでいっぱいなの?
ねぇ 聞いて。
あたし
病気なんだよ。
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お前は男を見る目が無いって
いつも 言われてきた。
人を簡単に信じるし
流されやすいし
男を見極めて
判断する前に
すぐに落とされる。
ダメな女なんだね。
もう二十歳にもなるのに
全然コドモだし
バカだし
泣き虫だし
一人じゃ
寂しいし。
今回も ほら
やっぱりね。
気付けば
あなたに振り回されてる。
悪い男なのかもしれないのに、
ほら、やっぱり。
もう 周りが止めても
聞かない位、
好きになってる。
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どんなふうにしたら
その気にさせられるとか
どんなふうにしたら
落とせるとか
そんなの
あたしにはわかんないし
はっきり言って
めんどくさい。
だけど
考えなしに
頭に浮かんだ言葉を
そのまま伝えると
ただのワガママになる
ばっかりで
いつも
あとで後悔する。
何であたしは
こんなに不器用なんだろうって
うんざりする。
恋愛って ほんと
難しいね。
切なくて 辛くて
わからないことばっかりで
楽しいとか幸せとか
プラスに感じることのほうが
はるかに少ないってこと
痛い程
よく知ってるのに
何で あたしは
また
恋をしてるんだろう。
あなたに好かれたくて
嫌われたくなくて
あなたの
彼女にして欲しくて
だから
こうして真っすぐに
言葉に表してるだけのつもりなのに
気が付けば
自己中でどうしようもない、ワガママな女。
恋愛に
上手いとか下手だなんて
気持ちさえあれば
関係無いと思ってた。
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すがりついて泣く
あたしを背に
あなたは何を思ったの?
ほんの一時でも
繋がっていたはずの
二人なのに
どうして そんな風に
まるで
何事も無かったかのように
まるで
その絆を根元からちぎるかのように
離れていくの?
あなたを好きになったこと
あの日
今思えば夢のように
一緒にいれたこと
あなたに出会えたこと
後悔なんて
したくないけど
『好きだった』なんて
なんて哀しい台詞。
過ぎ去った時を
いくら嘆いても
仕方ないけど
こんなことになるなら
もっと 早く
気持ちを伝えておけば
良かった・・。
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電車の窓から見える
太陽が
遠くかすんでた。
それは 一概に
『綺麗』とも言えなくて
梅雨の湿気と
薄く覆い架かる雲が
まるで
その光を妨げるかのように
太陽は その向こうで
小さくかすんでた。
僕の思いも きっと同じ。
遠くから 君を見つめて
世間のしがらみや
現実、
君の考え、
僕らの間の壁。
そんなものが
僕らの距離を
遠く離し、
やがて 僕の思いをも
かすめる。
妨げるものが無ければ
すぐにだって
君に思いを伝えるのに。
夏を目前に
太陽は輝きを抑えてる。
雲も晴れ 空気も乾いて
この季節を超えれば
太陽はまた
かすむこと無く、
光を届けてくれるのかな。
そしたら 僕もきっと
君に思いを伝えられるだろう。
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『繋がりたい』って
僕は何度 願ったろう。
いつか君に伝えたかった
この気持ち。
伝えられないまま
消えてくだなんて
考えもしなかった。
僕の中に
君は確かに居たのに
君の中に
僕は居なかった。
きっと 居るって
思ってた僕が
なんだか無性に
憎らしくて
気が付けば また
君の事考えてる僕が居る。
『もし、また、いつか、』なんて
空想浮かべてる僕が居る。
本当にあったんだ。
“失ってから気付くもの”。
僕は
こんなにも
君が好きだった。
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『どんな辛い事があったって、誰かに話すだけでも何かが変わるから。
そういう時は遠慮なく
俺に頼ればいいよ。』
そう さらっと言った
あなた。
それは あなたが
軽い男だからとか
そんなんじゃなくて、
あなたの根っからの
優しさ。
あなたにとって
何でもないあたしに
あなたは
そう言ってくれた。
『優しいね』って
泣きながら言ったら、
『そんなんじゃねぇよ(笑)気にすんな。』
って 言った。
優しさは 時に
自分を守護るための
偽りに見えてしまったりするけど、
あなたの持つ 優しさは
絶対 本物なんだって
あたしには わかった。
あなたの優しさに
包まれるたび、
「あたし」が余計に
小さく見えるよ。
だけど
あたしはきっと、
あなたが居なかったら、
こんな涙を流せなかった。
あなたが居なかったら、
素直 を知らないままでいた。
ありがとう。
こんな弱虫な奴ですが、
これからも
出来れば ずっと、
そばにいてください。
ひとが忘れてしまった
偽りでも守護でもない、
そのあなたの優しさを
どうか ずっと
忘れないで
持っていてください。
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君は言ってくれた
『世界には 輝くものとそうでないものとが
在るんだよ。
君はただ輝くものだけを見ていたっていいんだ』。
どんなに世界が汚れていても
どんなに世界が濁っていても
君が そう言ってくれたから
僕は目を瞑ることを覚えた
河の水面の上を行く
木の葉のように
それを照らす
太陽のように
花の香りを運ぶ
風のように
ただ 何億年も前から
ひたすらに輝き続けてる
そんな世界の自然たちのように
人も ずっと
輝き続けられたなら
良かったのに
輝けないのなら
意味がない
僕らの夢は何だろう
君が何故
そんな哀しい台詞を
口にしたのか
僕には分からなかったけど
ただ
僕の君への思いだけは
光を放ち
いつまでも
輝いていて欲しいと思った
この世界で輝くもの
愛という名の光
まばたきをする
君の
その瞳に
どうか映るように
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あなたと会う日のために作った、てるてる坊主
もう2週間も前のことになるのに
ずっと 外せないまま
空を仰いでる
てるてる坊主
あなたに会えた日の
前の晩
嬉しくて
ドキドキしながら
ワクワクしながら
一生懸命
明日が晴れるように、
って 作ったっけ
あなたに会えた日
てるてる坊主の効果は
抜群で
天気予報は 大ハズレ
快晴となったけど
その日 最終的に
あたしの心には
雨が降った
最近 梅雨のくせに
雨が降らないのは
効果抜群の
あたしのてるてる坊主のせいかもしれない
でも もし今
雨が降ったら
あたしはきっと
泣いてしまうから
ずっと晴れていて欲しい
頑張ってね、
あたしのてるてる坊主
晴れの魔法で
あたしの心の中にも
もうこれ以上
雨を降らせないでね