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Rayの部屋  〜 投稿順表示 〜


[330] 道標
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永い闘いに
終止符を打った。



大切なものは

考えてみれば

いろんなとこに
たくさんあって



順序を付ける気は
さらさら無かったけど


失ったら

きっとあたしは
生きていけなくなるものが
そこにはあったから



迷わず それを
選ぶことを決めた。




白く霞んでゆく
思い出あふれる過去よりも


大切なのは
光を見出だせる
キラキラ輝く未来で


それに繋がる
いま、あたしが立っている今。




大切なひとは
宝箱に綺麗なまま閉まって、


今 目の前にいるひとを

絶対に守り続けるんだ
って 決めた。




光を見失わないように、


守り続けた今が


いつか過去になったとき


綺麗に輝いたまま

また宝箱に閉まえるように。


2005/07/18 (Mon)

[331] 喧騒に呑まれた感情
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なんでこんなにたくさんのひとがいるんだろう。


帰りの電車
混み合った喫茶店

あたしの住む町は
たいして大きくもないのに


毎朝 毎晩
本当にたくさんのひとが行き来してる。



席を譲り合ったり
肩がぶつかったり

いつだって 皆
自分の居場所

進む道を探すことで
精一杯だ。



あぁ、どうせなら
こんなにたくさんのひと

みんないっぺんに
いなくなっちゃえば
いいのにと 思った。



だけど あたしは

この世界の権力者でも
独裁者でもないから


そんなこと
出来るわけもないんだけど


ただ

こんなにたくさんのひとがいるのに


あたしが知るひとは
ほんの一握りしかいないってこと、


毎朝 毎晩
これだけたくさんのひととすれ違ったって


会いたいと願うひとには
ちっとも会えないってこと、



それが 今日身に染みて

ただ 痛かっただけ。

ただ 寂しかっただけ。



笑うことも出来ないのに

涙も流せなくて



喧騒の中
ただひたすらに

乗り換えのホームに
足を進めた。




あぁ、なんでこんなに
たくさんのひとがいるんだろう。。。


2005/07/21 (Thu)

[332] 目覚めの悪い朝
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気が付けば
おとなになってた。


気が付けば
こんな場所にいた。


気が付けば
何でもない日々を送ってる自分がいた。



そんな風な人生には
絶対にしたくないと

小さい頃は
思ってた。



だけど 今
釈然として
それを感じてる僕がいる。




今日もどこかで
人々が憎み合い

争いを続けている。




ねぇ その鉄砲を
僕に向けてくれないか。


今日もどこかで
命を失って
悲しまれてる人がいるなら



その代わりに
僕の命をあげるから




争いをやめてよ。

誰かの命を奪いたいだけなら

僕の命をあげるから。




そうして
向けられた鉄砲の手前



君が仲裁に入った。



まるで ドラマのように

泣き叫びながら
君が
僕の前に立ちはだかった。




なんとまぁ
非現実的で
目覚めの悪い夢を見た。



カーテンの隙間から
真夏の陽射しが

照りつけていた。





涙が

止まらなかった。


2005/07/21 (Thu)

[333] 手紙
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僕が書いた手紙

君に宛てた手紙



今さらながら
引き出しの奥から
出てきた



中には同じ時に書かれたらしい文面のものが

いくつかあって



どうやら書き損じらしい



『突然のお手紙ごめんね。どうしても
伝えたいことがあって。』


そのあとには
君を好きだって気持ちが


こんなにも好きなんだって想いが

痛々しく書き連ねてあった



『こんなこと言われても
困るだろうけど、
“重い”と感じるかもしれないけど、ごめん。

ただ、それだけ好きなんだ。
捨てちゃってもいいから。』


そんなへり下った言い回しをする自分が
余計に痛々しくて



苦笑も出来なかった




思い出す日々
君を死ぬほど愛してた日々
いつも二人
一緒にいた日々



僕の中の時が遡って

胸を勝手に締め付けた




君に宛てた手紙

僕が書いた手紙




君はもう
捨ててしまったかな


2005/07/26 (Tue)

[334] 相応
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赤く綺麗に実った果実を見て

『よくがんばったね』と言ってあげたくなった




悲しい歌を聴くと
いつだって

自分自身と重なって
涙が出そうになる



『よくがんばったね』と言われる程

頑張らなかったし


ただ
君が離れてくことを

嘆きながらも


その手を放して
その背中を
見つめることしか
出来なかった




勇敢な騎士でも
奇跡の英雄でもない


そう僕には
飛び跳ねたくなるようなPOPな歌よりも


その切なさに
泣きたくなるような
悲しいバラードの方が

よく似合う



綺麗に実った果実よりも

幹の根元に転がった
萎れた果実の方が

よく似合う



2005/07/26 (Tue)

[335] Keep On〜
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ただ一点を見つめて

目に映る世界が
そのまま動かなければいいと 願った。


僕自身が動かなくても


明日

冷たくなって二度と
動けなくなっても



世界は変わらない


何も知らないよって

そのまま いつも通り
動き続ける



たとえば
「夏」がいま失くなったら

世界は驚いて
動揺して 困って

もしかしたら
動くのを 少しの間

休んだりするかもしれない



でも こんなちっぽけな
僕が失くなっても

きっと世界は変わらない



僕はなんだろう。


何故ここにいるんだろう。



ただ 一点を見つめて


その目に映る世界に

ただ君がずっと
笑って居てくれればいいと 願った。



ただ 一点を見つめて


2005/07/28 (Thu)

[336] カクレミノ
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愛が欲しいと
いつも喚いている君を


周りは
なんてみじめな奴だと
嘲笑っていた




弱い奴だなと
腑甲斐ないな、と




だけど 僕は

そんな君を見て



なんて勇気の有る人だろうと 敬った




僕だって
誰だって


愛が欲しい



それは真実なのに



みんな周りは
言えないでいるんだ


みじめで弱い、
腑甲斐ない奴だと

言われたくないから




そんな風にして
嘲笑われるのは
嫌だから




みんな恐れているんだ


本当は 誰だって
愛が欲しくて
たまらないのに




君を横目に

嘲笑する群れの中で
僕は



愛が欲しいと
言えない僕の方が


よっぽど
弱い奴だと



苦笑した。


2005/08/01 (Mon)

[337] 瞬き
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途切れてた赤い糸を
また
結び直した そんな瞬間



君の声が
耳元で聞こえて

僕もそれに応えた


そんな瞬間



月日は流れて
いまに至ったわけだけど


その瞬間だけは

僕の心は
確かに時をさかのぼっていた




君が全てで
僕の明日は君とのためにある

好きで好きで
君が欲しくて仕方なかった


「その頃」に戻った



口ではどんな悪く言ったって

結局は自分が本気で
好きだった人



思い出は輝いて

いつだって
僕の中にあった



忘れたくないと願った
誰かを『好きだ』という気持ち



真夏のある日

ほんの一瞬で



また君に救われた


2005/08/01 (Mon)

[339] 花火
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大きく打ち上がった


夜空に咲く花を見た。




瞬く間に咲いては散って、
咲いては散って、の


その繰り返し。



花は散ったのか?


それとも枯れたのか。



続々と咲く花を仰ぎながら

こんなんじゃまるっきり詩人化だな(笑)。と、

そんな風に
考えていた。




夜空に咲き、
そして消えた花は


ほんの一瞬の輝き。


だけどその一瞬で
こんなにもたくさんの人たちの心を魅了する。



僕もそんな風に成りたかった。


そんな風に
ほんの一瞬でも

僕が輝いたときがあったかなと
考えたら



余計に花が
綺麗に見えた。



かくして
一瞬で消え失せる運命であったとしても


その一瞬が輝くものであったなら



僕も ずっと
そんな風に成りたかった。


2005/08/01 (Mon)

[340] −僕たちの未来−
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『ぁーっつ!ぁあ〜…
また夏がきたねー。』



『ああ。あっちぃだけだけど(-_-;)』



『懐かしいなぁ〜。去年の夏。いろんなとこ行ったね!』



『まだ今よりあいつらとつるんだりしてたしな。』



『そだねー。
今はもうみんなそれぞれ忙しくて、なかなか集まったりできないもんね…。去年でさえそんな頻繁には会えてなかったけど↓』



『まぁしょーがないよな。そんなもんだよ。』



『でもやっぱり寂しいな。なんか。
大人になるってこーゆうこと…?』



『まぁ…そうかもしんないな。』



『…。高校時代とか。。何も考えずにさっ、バカやってみんなでゲラゲラ笑ってた頃が懐かしいよねっ。』



『ああ…。…ふっ(笑)
あの、健司がウノで連敗してさ。(笑)』



『あははっ!罰ゲームでコンビニ行って、
アイス片手に
“これ温めてください”!(笑)まじうけた!』



『(爆笑)』



『…っは〜。。。(笑)』



『……戻りてぇなぁ〜。。。』


2005/08/02 (Tue)
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