詩人:Ray | [投票][編集] |
太陽に対して
背を向けたヒマワリを見た
犬を連れて散歩の途中
『ねぇ どうしたの?』と
言いたくなった
太陽は連日
うざったい程に
その存在を誇張していて
こんなにも暑く
夏を主張しているのに
ヒマワリは
背を向けていた
思えば
僕の好きな言葉は
『向日葵』だった
中学時代
年の始めに半紙一杯に
自分の好きな言葉を書けと言われて
僕が筆を進めて
書いた言葉は
『向日葵』だった
いつでも上を向いていたくて
「太陽」を「夢」に当てて
いつでもそれを追い掛けていたいという思いから
『向日葵』と書いた
そして今
太陽に背を向けたヒマワリを見た
うつむいて まるで
「夢なんて」と
現実を悟ったかのように
あぁ、まるでこいつは
僕のようだと思った
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愛想笑いにはもう疲れた
こんなことがしたくて
僕は今まで
頑張ってきたわけじゃないのに、と
ガミガミ嫌味ったらしい説教を聞きながら
拳を握り締めた
楽しくもないのに
面白いこともないのに
こんなふうに
人に愛想を振り回している
この僕の日々はなんだろうと
ずっと
気付かない振りをしていた事柄を
考えてしまった
毎日が楽しくて
明日が来るのが待ち遠しかった日々は
僕にとって
いつまでだったんだろう
心から笑えた日々
気を許せる場所
いつの間に
失くなってしまったんだろう
還りたい できるなら
その頃に
こんな日々を送りたいが為に
僕は
大人になったわけじゃないのに
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ねぇ 一緒にバカやって
笑い転げてた日々を
覚えてる?
思い出は 色褪せない
むしろ それ以上に
輝くばっかりで
代わりに現実だけが
色褪せて
見えなくなっていく。
楽しかったこと
笑い合えたもの
幸せを手にとって感じてた日々
宝物は ずっと
ここにあって
いつになっても
消えたりなんかしない。
今はみんな
ドコにいるんだろう。
僕にとって
忘れちゃいけないものはいったい何だろう。
それがわからない自分自身が
哀しくて
余計に現実を
霞めて見せる。
なんて生きにくい世界だろう。
僕は
ずっと
子供のままでいたかった。
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涙が出るくらいに笑って
あたしの目の前に
今 あなたがいるんだ
って
改めて思うと、
なんだか とても
自分は幸せ者なんだなぁって思えた。
これは 属に言う
『デート』で
あなたがあたしを誘って、
あたしがOKして、
じゃあ13時にハチ公前ねって待ち合わせして、
ごはんを食べて。
改札前で手を振って、
『今日はありがとう』と言った。
本当に嬉しかった
本当に楽しかった
そんなふうに
他の誰でもないあなたと、
デート出来たこと、
よく考えたら
どれだけすごいことなんだろうって
微笑ましいばかりで
思い出すたびに
あたしの心に花が咲く。
あの日あなたと
あたしが時間を共有出来たこと、
あたしはなんて
幸せ者だろうって
顔がほころぶの。
何もなかったけど、
ただ あなたの隣に
あたしが居れたことの事実。
ああ、本当に…
夏の神さま、ありがとう!!
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君に近づきたくて
この距離を縮めたくて
君に好かれたいと思った。
僕の思いに
気付いてほしいと思った。
願うだけは
簡単で
動き出せない自分がいる代わりに
その欲だけが
日に日に増していくのがわかる。
君を好きだと
確信するのは簡単で
だから、どうしよう?
というStepを
僕は踏み出すことが出来なかった。
一歩踏み出すこと
君に近づくこと
君との距離を縮めること
君の中に僕が入って
この思いを伝えて
君に
好かれるように
努力すること。
それが
僕には出来なかった。
チャンスなんてもの
僕には存在しなかった。
願うだけは
こんなにも簡単なのに。
君は いま
誰を思い
この夜を過ごしているんだろう?
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ねぇ ありがとう
いま こうして
あなたとこうして
手を繋ぎ合って
となりに
そばに
あたしは居られて
どんなにあたしが
幸せで居られるか
あなたには
分かるかな
ねぇ ずっと
こうしていたいよ
だなんて
伝えられるはずもないけど
ねぇ ありがとう
ただ その気持ちだけ
届いて
この熱い手を経て
あなたに
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磨いたら
きっと輝くと信じてた
小さな 原石
それはダイヤでも
ルビーでもなくて
ほんとに小さな
名もない石のかけら
何の価値もなくても
一生懸命
気持ちを込めて
磨いたら
きっといつか
キラキラ眩しいくらい
輝くって
願ってた
初めは
気付かないほどの
ほんのかすかな光
だけどね
いつか必ず
思わず瞳を覆ってしまうくらいの光を放つと
信じたいから、
僕の中にある
小さな石のかけら
ずっと大切にしていこうと決めた
眩しいくらい光を放つ
未来の僕の宝石
そのときには
きっと一番に
君に見てもらいたいから
諦めないよ ずっと
キラキラ輝く
君のそばにいたいから
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愛しさが込み上げて、
あなたの笑顔が
そこにあるたびに
『ありがとう』と言いたくなる。
好きという気持ちは
いったいどこからやってくるのか分からないけど、
あたしの心が
あなたを基準に一喜一憂しているのは、
紛れもない 事実。
あなたの胸に
顔をうずめて、
優しく包まれて
抱きしめる。
あぁ、神様は
こんなにも輝かしい幸福を、あたしに与えてくれた。
きっと これから
もっとたくさん学ぶんだよね。
愛しさの意味
愛することの意味
『ひとり』と『ふたり』の違い
愛し合うこと
繋ぎ続けること
覚えたら、
絶対に忘れたくない。
ありがとう
きっと
ずっとあなたを探してた。
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なんで
人は生まれて生きて
死んでいくんだろうと
考えたら、
目の前がまるで
真っ黒になった。
生きる意味でさえ
まずわからないのに
死ぬなんて
もっと理解不能で
ただ あの人は
もう動かない。
声も聴けないし
あたしの名前を呼ぶことも
あの笑顔を見ることも
もう二度とない。
触れた手に
温もりはなくて
当たり前なんだけど
信じられなかった。
あの人が生きた事実は
確かにここにあるけど、
あの人が死んだ事実は
いったい誰が
証明してくれるの?
いつか必ず、この命が
絶えること、
そんなの誰だって
知ってるのに
どうして それでも
人は生きるんだろう。
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ねぇ いつだって
あなたは 笑ってたよね。
何でもない日に
電話してきて
『元気?』って、
『今何してるの?
暇なら○○に行こうよ』って
受話器越しでも
あなたはいつも笑ってたよね。
野球が大好きで
あたしとおんなじで
オシャレにもこだわってて
あなたと居て
つまらない時なんて
一瞬だってなかった。
いつだって優しく包んでつれた
あなたの笑顔を
もう二度と見られないだなんて、
嘘でしょう?
花に埋もれて
横たわるあなたを見て
その瞳が開くのを
必死に願ったのに。
ねぇ その優しい声で
もう一度
あたしの名前を呼んでよ。
ねぇ・・・