詩人:Ray | [投票][編集] |
ずっと
このばしょにいたいと思った
きみのいるばしょ
きみが笑うばしょ
きみのとなりは
いつだって
あたたかくて
やさしさであふれているから
だから
ぼくはこのばしょにいたいんだ ってわかった
天国があるなら
きっとここだ
きっとそうだ
きみは
ぼくの天使なんだ。
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いっしょにいて
一つになれば
欝陶しいと後悔するくせに
いなくなると
無性に欲しくなる。
君に会いたくなって
苦しくなって
いつの間にか
君のことだけを考えてる僕がいる。
どの瞬間も
君がそばにいてほしくて
僕を包んでほしくて
胸がしめつけられる。
『らしくない』という言葉が
やけに当てはまり
僕は僕じゃなくなる。
何で君はそうなんだろう。
どうして こんなにも
僕の心をかき乱すんだろう。
君に支配されていく
僕の心が
どうしようもなく
憎たらしい。
何で君なんだろう。
どうして 君じゃなきゃダメなんだろう。
悔しくて 苦しくて
もう 止めたいのに
痛みは増していくばかりだ。
そして 今日もまた
君を想う。
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意味も無く
駆け出す夜道
君と同じ街にいるのに
こんなにも遠い
ねぇ 頼むから
一刻でも早く
僕の中から消え去ってよ
君なしの冬が
もう何度目になるのか
数えようとするだけで
涙が出そうだ
未練の壁は
もう とうに越えた
僕の苦しみは 永遠
ただ自由に
人を好きでいることが
こんなに苦しいとは
思わなかった。
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意味もなく
切ない。
常に胸が苦しい理由を探しても
わからなくて
ただ いつどこででも
泣きたい気持ちで
いっぱいだった。
冬の 哀愁漂う
冷たい空気が
ただそうさせているんだと
言い聞かせていたんだけど
今日
君に会って
何日か振りに
君の姿を目にして
原因がわかった。
君の笑顔を目にした瞬間
君の声を聴いた瞬間
胸の苦しみは悪化して
泣きたくなって
涙がこぼれそうになるのを
授業中
必死にこらえてた。
あぁ 僕は
君に会いたくて
恋しくて
君を欲しがってた。
この感情の名前は何だろう。
ただ、
意味もなく
切ない。
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月の光が
こんなにも明るいなんて知らなかった。
僕が歩くと 影が出来る
夜の世界なら
せめてひっそりと
その存在を誤魔化して
歩けるかと思ったんだけど
月のせいで
僕ははっきりと
そこに姿が現れた。
息を吐くと 白く染まる
誰かの温もりが欲しくて
ただ手探りで生きていた昨日の僕が
恥ずかしくなるくらいに
今日の空気は冷たかった。
音を作れば
一瞬で世界が壊れてしまうんじゃないかと
本気で心配した。
透明で 静かで
明るい夜。
僕が
笑っていようと
泣いていようと
まったく関係無い。
冬がもう ここにいた。
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まだ見ぬ君と
真冬の空の下
限りない温もりの中で
恋を慕い、愛をいたわる
そんな日々を夢見ながら
ひとり幸福を願う毎日。
今日もまた
今度はあの娘が幸福を掴んだという知らせを聞いて
嫉妬 憧れ
寂しさを通り越して
微笑みを浮かべる。
みんなが今 幸福で
笑顔が増えて
こんなあたしより
可愛いあの娘に幸せになってほしいと思える自分が
ちょっとだけ嬉しくて
いつかあたしも
幸福になれるんだって
信じられる。
ねぇ みんな
幸せになってね。
そしてずっと
一緒に笑っていよう。
人は幸福に成れる為に
生まれたんだって
確信出来る日が
いつかきますように。
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あちこちで奇跡が起こる。
たとえば
自分の愛する人が
同じように
自分を愛してくれることを
奇跡と呼ぶなら
今 ここでは
たくさんの奇跡が存在してる。
みんな 今まで他の人を同じように好きでいたことが嘘に思えるかのように
いま、目の前に
そばに 隣にいる人を
まっすぐに 愛する。
それは 償い?
馴れ合い。必然。
時間の力。
ねぇ あたしはずっと
永遠に
あなただけを愛していたい。
人を愛すること
それさえも
奇跡と呼べるなら
いくらでも
あなたに捧げたい。
そう 奇跡は
いつかここにも
必ず生まれるから。
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誰もが『重荷』を抱えて生きてる。
何があっても
越えなきゃならない壁
泣いてばかりはいられなくて
まっすぐじゃなくても
とりあえず前に進むこと。
そんな ごくごく簡単なことなのに
不器用でそれをこなせない人間は
必ずいるんだよ。
それを知ってほしくて
弱さをわかってほしくて
声にならない叫びを
あたしたちはいつだって放っているのに
わかろうとしない
大人たち。
汚れた社会に望みもしない生を負わされた
あたしたちは被害者なのに
環境を見ずに
ただあたしたちの心の中意志の持ち方、生き方を窮屈に見つめるだけで
あたしたちを判断する、軽蔑する、裁く。
あたしたちは ただ
弱いだけなんだ。
そして
弱いことが悪いことなのかわからないから
ただ泣くことしか出来ないんだ。
ねぇ だけど
幸福になりたいと求める心は強くある。
ねぇ だから
弱さを理解して
包みながらも受け入れてほしいんだよ。
殻に閉じ込もりたくて
そうしてるわけじゃない。
この殻は中からじゃ
とても堅くて開けないんだ。
理解を求め
幸福を求め
あたしたちはそれでも
やっぱり今夜も生き永らえる。
腐った大人には成りたくないと生きていく。
誰もが同じ道を辿っているんだよ。
あたしたちはずっと
泣き叫びながら救いを求めて
自分を育んで生きていくんだ。
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ただ歌っていた。
からっぽなのか
心があったのか
わからなかったけど
ただ歌っていた。
思考を妨げて
感情を塞ぎ込んで
自分がここに在って
自分を認識することを避けて
歌うことで誤魔化した
あたしは弱小な臆病者。大人と子どもの狭間に
ずっと居たくて
何にも汚れない心を
ずっと持っていたくて
音符に乗せた音を
口遊むだけ。
もし叶うなら
唄い人になりたい。
ずっとここにいて
歌っていたい。
どうか 邪魔しないで。
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生と死の狭間が本当に存在するなら
きっとここだと思う。
ねぇ 僕はこんなにも駄目で情けない人間なのに
それでも毎日を生きてる。
ねぇ あの娘は
あんな逆境で辛いのに
それでも毎日笑ってる。
ただ『人生』という使命を与えられた同じ人間なのに
こんなにも違う。
生きていること
基本的なことは一緒なのに、
そこでその人が持つ
不安や痛み
哀しみ 喜びは
程度も機会も自由で
上手く生きるのも
下手に生きるのも
自由。
『人生は重いよね』って苦笑して話した僕ら。
笑っても泣いても
楽しんでも苦しんでも
どんなにあがいても
人生は一度きりしか
負わされない。
当たり前なことだけど、それが恐い。
あの娘は今日も笑ってる。
『泣いてもいいんだよ?』って言ったら
泣かないと決めたんだって答えた。
僕自身がいつか
幸せになれなくても
あの娘やみんなが幸せになれるなら
それでいいと僕は思う。
偽善なんかじゃないと思う。
自信を持ってはっきりとは言えないけど
みんなの笑顔が
確かに嬉しいから。
僕は泣いてたっていいんだ。
あの娘が笑ってられるなら。
人生は一度きり。
僕の人生は
これでいい。