詩人:Ray | [投票][編集] |
『ありがとう』を伝えたい
あたしの周りにいてくれる人 すべて
どんなに感謝しても足りない
『会いたい』と言ってくれる
会えないと『さびしい』と言ってくれる
大好きだと云ってくれる
敬ってくれる
笑わせてくれる
『ひとりじゃない』と
伝えてくれる
どんなに感謝しても足りない
あたしは
なんて幸せなんだろう
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どんなに社会が腐ってても
酷なことに
明日は必ずやってくるんだということを 悟った
陽は落ちて また登り
それが必ず 繰り返される
時間は美しく
同時にまた残酷であると
謳った歌があったけど
僕はそれに賛同できない
時間は完全に残酷であると思う
今まで生きてきて
時間が美しいだなんて
感じたことは
一瞬だって無かった
トマラナイ
トメラレナイ
ナガレユク
エイゾクテキ
オソレルホドニ
ザンコク.
誰に示唆するわけでもないけど
僕は
時間は残酷なものであると定義する
とりあえず
美しいと
悟れる僕に成るまで。
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手を振り上げて
浴槽の淵に思いっ切り当て付けた。
あれ?あんまり痛くないな。って思って
もう一度 今度はもっと強く加速して
振り下ろした。
うん。やっぱり痛くない。
肉が厚いからかな…
おいちょっと勘弁してくれよ(苦笑)
そう思って
何度も何度も
ガンガンガンガンッッ
て当て付けた。
『ガンッ』
ココに当てれば痛いのか。よーし。
『ゴンッ』
あっはずれたっ。
『ガンッ』
むずかしいな…。
『ガンッ』
『ガンッ』
『ガンッ』
外傷が欲しかったんだと思う。
中身はこんなにも荒んでいるから
それを証したかったのかな。
今日鏡越しに
腕のアザに気が付いた。
ちょっと笑った。
しかしコレ なんかキスマークみたいなってるよ。青くなれよ。
腕にキスマークて…おいちょっと勘弁してくれよ(笑)
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髪型を変えたあたしに
『うん、いいかんじだよ』って
少し照れながら
それを隠すように
微笑むあなたが
普段の何倍も愛おしかった。
誰もが焦がれる幸福が
きっとここにはある。
嫉妬や独占欲
不信感や我が儘
ふと振り返って見れば
決して綺麗なものばかりじゃないけど
あたしとあなたが歩く道
ふたりでいることに
ただそれだけの価値があること
あたしには
ようやくわかってきたよ。
『ずっと一緒にいようね』とか
そんな決まり文句なんかじゃなくて
ふたりでいるときに感じる、この空気。
それだけで伝えられるオモイ。
『やっとここまで
たどり着いたね』
って お陽さまが笑う。
そんなふたりの空気が、
今のあたしにとって
かたちのない 宝物。
ね、 大好きだよ。
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ふぅん、そんなふうにして、笑うんだね。
あたしは知らなかった。あなたが
そんな嬉しそうに
あの娘のこと
話すなんて。
神様、コレは 罰ですか。
彼を好んだあたしが悪いんですか?
真実はその揺るぎなさ故に
ときに人を傷つける。
ずっと
あなたがどんなふうに
笑うのか
笑顔を知りたくて
ずっとここにいた。
それなのに
その笑顔は他の誰かへのものだって知った今は
あたしの心は
「知りたくなかった」
って叫んでる。
なんて我が儘なんでしょうね。
そして
人間は やっぱり
なんて醜いんだろう。
ねぇ
そんなふうに
笑わないで・・・
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別れを惜しみ
嘆き悲しむ人がいる。
置いていかないでと
魂の抜けた亡骸に請い続ける人がいる。
どうして死んでしまったのと
どうして離れてくのと。
なぁ だったら何故
生まれてきちまったんだよ。
なぁ?だったら始めから愛さなきゃ良かったろう。
繋がらなきゃ良かったろう。
求めなければ
失われるものも無いってこと
わかってるんだろう?
出逢わなければ
別れることも無いってこと
知ってるんだろう?
愛さなければ
涙を見ることも無い。
それなのに
何故 お前は生まれてきたんだよ。
人間は大変な生き物だ。
感情という障害を持ってしまったが為に
常に苦しみから逃れられない。
あ、そこの君!
君も人間かい?
苦しいだろう。
そうかい。君も・・・
がんばれよ。
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あたしの瞳に映るのが
今 あなたであることを
幸福に思う。
同時に
あなたの瞳に映るのが
もし
あたしであったなら
それをあなたが
幸福に思ってくれたらと願うの。
わがままでごめんね。
自分勝手かもしれない。
だけど
あたしが 少しでも
あなたの生活を侵食できるなら
きっと笑顔が増えるから
楽しみでもあり
不安でもあり、
そして
願いが 何よりも尊い。
今は冷たい北風も
いつかは桜の花びらを運び
それをあたしの元に届ける術となる。
桃色の紙吹雪が舞う頃
あたしの隣に
あなたが笑っていてくれたら
きっと笑顔は増えるから
願うだけの幸福を
今はただ抱きしめて
あなたのそばにいたいと願う。
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しゃぼん玉の歌は
哀しい哀しいお話だってこと
あなたは知ってますか?
しゃぼん玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
コワレテキエタ…
今まさに
この世に生まれた愛おしい赤子が
産声をあげるやいなや
その生涯を終えてしまった、
そんな物語。
風風吹くな
しゃぼん玉飛ばそ
何に障害を受けることなく、
ただ和やかに育って欲しい。
あたたかく、あたたかく
見守るから。
辛いときは慰めて
楽しいときは一緒に笑って
ずっとずっと
生きていて 欲しい。
抱きしめることすら
出来なかった。
哀しい哀しい物語。
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ずっとこの場所に居たいと思った。
あなたが
あまりにも優しく笑うから。
人はいつだって
幸せを探して
見つけては失って
それでもまた立ち上がって
精一杯生きようとする。
幸せがどんなものなのかはきっと誰もがわからない。
でもね
今ここに居られることが今のあたしにとって
十分な幸せなら
それはそれで
ひとつの答えなんだろうと思えた。
あなたの笑顔を見ている今が
こんなにも幸せなら
それはそれで
あたしにとって
ひとつの幸せなんだと
思えた。
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そのとき 手が触れた
二人はもう別の世界にいた
抱きしめられることが
切なくて仕方なかった
涙が 止まらなかった
ずっとそばにいたいと思った
ずっと二人で
生きていくんだと思った
二人は
強く絆で結ばれた
幸せを感じて
答えを知れたような気がした
目を瞑るのが恐くなった
これ以上
好きになることを恐れた
笑顔は 涙に変わっていた
ずっと一緒にいるんだと思った
二人で生きていくんだと思っていた
愛の恐ろしさを知った
運命が
二人を切り裂いた。