詩人:Ray | [投票][編集] |
重く 激しく
降りしきる雨が
この世界の
哀しみと 寂しさの
象徴であるなら
もっと
降り続けばいいと願う
どんなに嘆いても
努力しても
綺麗には成れない
この世界
人間は醜くて
汚いから
もっと もっと
重く 激しく
降り続いて
少しでも 輝けるように
虹が架かるように
いつか 晴れたときには
皆 一緒に
笑い合えますように。
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いずれ「別れ」があるなら
いっそ「出会い」なんて
無ければ良かったのにと思う私は
サビシイ人なのだろうか。
思い出が
その時々の笑顔が
すべてが
重く 厚く
のしかかって
明日が来ることに
ひどく 怯える。
「出会えて良かった」なんて
そんな優しい顔して
云わないで。
輝いてた時間を
過去として認める事が
私には 出来ない。
ねぇ 私たち
「さよなら」する為に
出会ったわけじゃないんだよ・・?
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抱きついて
あなたの名前を呼んだら
あなたは 笑って
振り向いた
その一瞬の笑顔が
たまらなく
愛しくて
いつでも 欲しくて
何度も 何度も
抱きついた
不安を解消するためとか
寂しいからとかじゃなくて
ただ 愛しくて
大好きで
何度も 駆け寄っては
抱きついた
でも いまはもう
どんなに走っても
駆け寄っても
追い付かない
笑顔さえ
見れない
ただ 愛しくて
あたしが
いつでも抱きついてた
あなたの身体
いまはもう
見当たらない
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ドウシテ コンナニ
ボロボロナンダロウ?
イツカラ コンナニ
弱クナッテ
シマッタンダロウ?
何デ コンナニ
胸ガ苦シインダロウ?
何ガ ワタシヲ
コンナニ
カナシクサセルンダロウ?
アナタガ居ルノニ。
コンナニ
側ニ居ルノニ。
ドウシテ コンナニ
ワタシ
泣イテバカリ
イルンダロウ・・・?
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会えない日々が
壁を造る。
伝わらない思いが
さらに 壁を
厚くする。
君は 今
何をしているんだろう?
どうして 僕は
それを知らない?
間の壁は
気付けばこんなにも
分厚くなってた。
手を繋ぐ事すら
許されない、
二人の間の壁。
気付けばこんなにも
分厚くなってた。
それを打破しようとしているのは
僕だけだね。
ねぇ 君は今
何してるの?
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『夢は何?』と
聞かれたら
『君の隣に居る事。』と答えたら
君は
どんな顔を見せるだろうか。
僕らは
こんな二人だけど
それでも僕は
ずっと
君の隣に居たいと願う。
遠くてもいい。
価値が無くても
存在がちっぽけでもいいから、
僕は 叶うなら
君の隣に居たいと願う。
まさかと君は驚くだろう
それでも僕には
紛れもない
たった一つの夢だから
真面目な顔して
瞳を見つめて答えたら
少しは
君の心に 届くかな。
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不安や寂しさが募って
咲いた花は
幸福と憂いで
咲いた花よりも
大きくて
あっという間に
僕の心を 支配した。
花の色は
一見 綺麗な空の色
遠く 澄んでいて
素朴で 純粋
だけど 何処かやっぱり
哀しく 切ない。
本来なら
愛を糧に 育ち
花開くはずだった種。
この花が 今
我こそは、と
美しく 堂々と
咲いている事が
僕には
哀しい。
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いつも逃げてばかりの
あたし
今回ばかりは
一つ 闘わなければって思った。
当たり前のように
むしろ、
そうでなきゃいけないかのように
今 隣には
あなたが居るけど
それは 果たして
正解なのか
もしかしたら
もうとっくに
あたしの答案には
「×」が付いてたんじゃないかって
気が付いたの。
あなたの顔色伺ったり
一つ一つの言葉に
怯えたり
ときめきとは違う
胸の痛みに苦しむのには
もう、疲れた・・
これこそ
「逃げ」かな?
ほんとは 正解だって
信じたいよ。
だけど だったら、
あなたがもっと
ヒントをくれたって
いいんじゃないの・・?
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もし 今
君と僕の
考えてる事が同じだとしたら
こんなに切ない事は無いと
僕は思う。
一つの言葉で
ガラスの空気が
壊れた瞬間
君は 嘘を見抜かれて
焦る子供のように
僕を見つめた。
その瞳の奥に
描かれた未来の中に
僕は居ない事
僕は とっくに
分かっていたよ。
そして 優しすぎる君が
それをずっと
言い出せずにいた事も
僕は とっくに
気付いていたよ。
出来れば
愛で重なりたかった
僕らの思い。
それは 今
哀しい涙で
重なり合った。
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ぼくの愛しかたと
きみの愛しかたと
やっぱりそれは
かたちも 重さも
色も おおきさも
全然ちがうと
ぼくはおもうんだ。
ふたりが ちがうのは
あたりまえで
過去も 昔のキズも
いまは いまで
関係なくて
きみがいて、
ぼくがいて、
そして
偶然なのか、
必然なのか、
ぼくらは出会って、
ひかれあって、
もとめあって、
そうして いま、
ここにいる。
ただそれだけのことだと
ぼくはおもうんだ。
愛は 目にみえないから
きみの愛が
どんなものであるか
ぼくには
わからなくて
ときどき
不安になったりもするけど
ただ、ぼくらは
こうして
つながっている。
むすばれている。
そばにいる。
ほかには なにもない。
ぼくらがここにいるなら、
それだけで。