詩人:Ray | [投票][編集] |
『きっと』『いつか』
なんて言葉
本当は 嫌いなんだ。
未来はいつでも
輝いたモノであってほしいけど
あまりにも
曖昧で 不確かだから。
未来を輝いたモノにしたいから
そうして
決して甘くはない
今という現実を
生き抜いていきたいから
『きっと、いつか、あなたが・・』
なんて 考えるの。
ありえないことかもしれないけど
あなたと居る
未来予想図を
夢見ながら
少しでも
光が持てるように。
『きっと』『いつか』
だけど
あたしが本当に
欲しいのは
あなたが居る
今。
『ずっと』『いつも』
なんだ。
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昨日 久しぶりに
君の夢を見たよ。
でも
幸せな夢なんかじゃなくて
君が 僕に
別れを告げた
あの日の夢。
あまりにも 残酷で
目が覚めたら
僕はびっくりするくらい
泣いていた。
忘れてた悲劇と
切なさと 痛みが
僕に再び
襲いかかった。
君は何故
こんなにも僕を
苦しめるの?
携帯のメモリー
君からのプレゼント
てがみ 写真
そんなものは もう
とっくに捨て去ったのに
君のことばや思い出
ぬくもりと
残された僕の思いは
ずっと消えない。
いとしさと切なさを
育みながら
ずっと
僕の中で
輝きつづける。
僕が今でも
君のために
涙を流しているなんて
君はまさかと思うだろうね。
だけど
僕が未だ
君を好きでいるということは
まぎれもない真実だから
いつか
君に 届いてほしい。
この涙
いつかは
報われるのかな・・
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君がもし
太陽であるとするなら
ぼくは雲で
天気はずっと
「くもり」だね。
だって
誰にも見せたくないから
ぼくだけの太陽
きみをひとりじめ
僕はずっと
君の光に
照らされながら
君が支配する空に
漂い続ける。
君だけのぼく
僕だけのきみ
この星があるかぎり
僕らはずっと
ずっと一緒
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たとえば ここに
たったひとつ
小さなりんごが
あるとして
『君にあげるよ。』
と 僕が譲ると
君は 笑って
『あなたが食べて。
そしたらわたし、
キスでその味をもらうから。』
と 云ったんだ。
僕は その言葉で
たちまち嬉しくなって
りんごを食べる
その前に
君に優しくキスをした。
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たとえば
この世の男全員を
花とするなら
僕は今
その花束の中の
一つの花で
特別 華麗でもなく
価値があるわけでもなく
色彩こそ
鮮やかではないかもしれないけど
花束の中
埋もれてしまっていても
一輪の花として
存在感のある
花になりたいと願う。
欲張りな女たちが
選ぶ花は
きっと
華麗で価値があり
鮮やかな花であるだろうけど
野原にポツンと咲いた
一輪の花が
なにげない花でも
そこにあるだけ、
存在感があればいい。
少しでも
画になればいい。
花束の中でこそ
目立ちはしないけれど
一輪になったとき
野原にやってきた
君が
ふと目をやるような
そして
その花に触れ
思わず笑みを
こぼしてしまうような
そんな花に
なれたらいいと思う。
華麗でなくても
価値が低くても
鮮やかでなくてもいい。
君の瞳に
映ることができるなら
それでいい。
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誰かが誰かを
追い掛けているのを見ると
妙にかっこいいって思う
あたしには
あの人を追い掛ける
その勇気がないから
すごいなって思う
あたしだって
出来る事なら
追い掛けたいけど
それが出来ないから
しちゃいけないって
知ってるし
あたしに
出来るとも思えない
あたし
何も変わってないのかな
あの頃のまま
小さくて
弱いまんまなのかな
勇気と可能性が
なくても
走りだせるくらい
強ければよかった
周りの目なんか気にしない
自分に
誇りを持てる
そんなあたしだったら
よかったのに
とっくに
忘れたはずの感情が
実は未だ 残ってて
あたしを
ここから 離さない
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今までは
いつも一番近くに居た
あなたが
今では
一番遠くに行ってしまった。
もう 会えない
声も聴けないし
名前も 呼べない。
あの頃の輝きは
もうきっと
取り戻せない。
あたしは
あなたという太陽に
照らされて
初めて輝ける
月だったから。
もう
太陽は居ない。
満天の夜空
星たちは
あんなに綺麗に
輝いているのに
月だけが
見当たらない。
太陽は
新しい
もっともっと綺麗に
輝ける月を見つけて
照らしに行った。
あたしは もう
用無しの月。
あたしは 未だ
輝きを 失ったまま
新しい 太陽を
見つけられずに居る。
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人の心は 難しいね。
どんなに
近づいたって
どんなに
一緒に居たって
100%
その人の心を
解ることは
出来ないよね。
言葉でも 行動でも
解れないし
解ってもらえない。
だけど
僕は
君に 近づきたい。
少しでも
この距離を縮めたい。
たとえ
君の気持ちを
解りきれなくても
僕の気持ちを
解ってもらえなくても
僕の思いが
少しでも 君の心に
響きますように
少しでも 君の心に
「僕」が居ますように
僕も 出来るだけ
君に届くように
頑張るから
少しでもいい。
この距離が縮まるなら
たとえ その確率が
1%でも
解り合いたいという
願いが
きっと僕らの味方になってくれるから
だから もう少し
一緒に居よう?
僕の心を
君にあげるから。
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きっと あたしは
こんなに寒がりじゃなかった。
去年の冬は
こんなに厚着したり
こんなにいっぱい
布団掛けたり
きっと
してなかったと思う。
何でかな って
考えたら
それは
去年の冬と違って
今年の冬は
君がいないから・・・
君がいたから
繋ぐ手が
そこにあったから
手袋も 要らなかった。
君がいたから
温めてくれる人が
いつも隣にいてくれたから
マフラーも
要らなかった。
君がいたから
寒い夜だって
一緒に 温めあえた。
君がいたから
寒い冬は
寒くなかった。
今年の冬は
去年の冬よりも
いつの冬よりも
ずっと
寒いよ・・・
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今でも 時々
考えるの。
『もしあなたが
会いにきてくれたら』。
何事もなかったかのように
「元気?」って
変わらない笑顔で。
勝手な妄想だけどね
バカみたいに
『一応、
考えとこうかなっ』
とか思って
対策を練るんだ。
そしたら あたしは
たぶん
「何か用?」って
強がっちゃうと思うんだけど。(苦笑)
ほんとは
会いたくて 会いたくて
仕方なかったくせにね。
あなたの前でだけは
何でか
素直になれないから・・
そして
強がったあと
あなたは また
からかって
「ほんとは俺に会いたかったくせに!」って
笑けて言うよね。
そしたら もう
あなたの勝ちだよ。
そこで あたしの
弱い強がりは
一気に打ち負かされて
あたしは
ボロボロ
泣き始めるから。