詩人:Ray | [投票][得票][編集] |
今日 嫌なことがあって
ひどく心を打たれて
傷ついて
眠れない夜。
こんな日は いつも
君が隣で励ましてくれたなぁ。
なんて思いながら
ひとり
枕を濡らして
浸る夜。
目をつぶれば
あの頃の君が
僕に
『大丈夫だよ』
って 笑いかける。
その声は
すでに曖昧で
遠く かすれてる
そんな「映像」が
よけいに僕の
涙を誘う
大好きな君が
僕を励ましてくれる
最高のプレゼントなのに
それが 今は
「映像」だと
わかっているからこそ
切なくて 哀しい。
「君は もういない」
遠く遠く
忘れてた事実が
僕の中
よけいに雨を降らせる。
眠れない夜は、
君に逢いたい。
たった
それだけのことなのに。
恋しさが募って
眠れない夜、
「もう一度」は
この人生
何においても
許されないんだって
思い知らされる夜に変わる。