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Rayの部屋


[166] 太陽と月
詩人:Ray [投票][編集]

今までは
いつも一番近くに居た
あなたが


今では
一番遠くに行ってしまった。



もう 会えない


声も聴けないし


名前も 呼べない。



あの頃の輝きは


もうきっと
取り戻せない。



あたしは
あなたという太陽に


照らされて
初めて輝ける
月だったから。



もう
太陽は居ない。



満天の夜空



星たちは
あんなに綺麗に
輝いているのに



月だけが
見当たらない。



太陽は



新しい
もっともっと綺麗に
輝ける月を見つけて



照らしに行った。


あたしは もう
用無しの月。



あたしは 未だ



輝きを 失ったまま


新しい 太陽を



見つけられずに居る。


2005/01/29 (Sat)

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