詩人:Ray | [投票][編集] |
痛いほどの中傷を受けて
それでも生きているあたしは
どんな罪人かと思う。
どうしたらいいのかわからなくて
空も風も 陽も緑も
すべてが 異様に眩しく思えて
誰に助けを求めるでもなく
ただ生き長らえている、あたし。
数年前に誰かが云った。
『もしも願いが一つだけ叶うとしたら、何を願う?』
あの頃からもう
たくさんの季節が流れて
いろんな人に出会ってきたけど
あたしの願いは
やっぱり変わらない。
大きな大きな翼をもらって
高く高くはばたくの。
この広く大きな青空の中を。
もう二度と戻って来れないところまで。
そうしていつか
風に交えて
失くなって、
そのまま・・・