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Rayの部屋


[267] 春の陽の下
詩人:Ray [投票][編集]

陽の光を浴びながら


一人 ベンチで
ボーッとしてた。



たくさんの
にぎやかな声を

耳に入れながら



笑い声を聴きながら




あたしの頭の中を

駆け巡るのは


あなたの事ばかりで




まばたきすら
忘れて

ひたすら


あなたを思い出してた





あなたの笑顔も

細い指先も

広い背中も

あたしを呼ぶ声も



もう ここには無くて




暑い位の陽射しと

周りから聞こえる笑い声たちが



余計に それを

あたしに
思い知らせようとしてる



こんなに暖かくて

楽しいはずの季節なのに



やっぱりね




あたしだけ


笑えない。


2005/05/10 (Tue)

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