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Rayの部屋


[283] 言葉
詩人:Ray [投票][編集]

『寂しい』と言って
泣いた君を

突き放す事なんて
出来なかった




重く のしかかるような君の気持ちを

受け止められなかった
僕がいたのは
確かだったけど




そんな風にして

感情をあらわにする君が



正直
羨ましいと思ったから




時に 言葉は
災いや疑惑をもたらすけど


こんなに 真っ直ぐで


心に伝わる言葉が

まだこの世界にも
在るんだと


君は 僕に
教えてくれた




僕は
君を抱きしめた


君は
ただ泣いていた



涙と一緒にこぼれた

君の愛の言葉は


この世界に存在する
どんな讃えられた物よりも


綺麗だと思った


2005/05/26 (Thu)

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