ホーム > 詩人の部屋 > Rayの部屋 > 静寂

Rayの部屋


[297] 静寂
詩人:Ray [投票][編集]

ぽたぽたと
心の中で水が滴る音がする。


それは 果たして
何なのか


傷から染み出る血なのか

綺麗に洗われた後の雫なのか



分からないけれど



僕の心の中は
今 その音しかしない位

静かなことは確かで




君の姿が
淡く霞んでいるのも

確かだった。




こんな静かな夜でも


どんなに耳を澄ましたって

君の声は
聞こえないから



頑張るとか
挑戦もなしに


僕は静かに
今夜も眠りにつく。




大人ぶってるんでも
悪あがきをやめたわけでもない。



ただ
こんな静かな夜くらいは


君のこと
考えずに
眠りにつきたいと思うだけ。



明日になれば


きっと 傷も癒えて

洗われた心も乾ききって


水が滴る音もしなくなるだろうから




そしたら また
君のこと
考える今日になる。



そしたら きっとまた


君の声は
聞こえるようになる。



2005/06/05 (Sun)

前頁] [Rayの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -