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Rayの部屋


[32] ふたり
詩人:Ray [投票][編集]

あなたがいて、
私がいる。ここに。
手をつないで、笑って歩く。

ずっとつづいていく
この 長いみちを、
これからもきっと、
ふたりでずっと 歩いてく。



とちゅうには山がある。
高い高い、
越えられないかもしれない、険しい山。


とちゅうには川がある。
向こう岸が遠くて長い、
たやすく流されてしまいそうな、流れの速い川。


そんなことが、しょっちゅうある。


ふたりは、そこにでくわしたとき、どうする?


顔を見合わせ、あきらめる?
これからの みちを。
もう、『むりだね』、
って。



それとも、



笑って、すすむ?
『大丈夫だよ』
『ここまできたんだから』、って?

手を握りしめて、
負けないように。


落ちそうになっても、
流されそうになっても、

その手を はなさずに。



そしてまた それを乗り越えて
顔を見合わせ、
笑うんだよね。



『また、よろしく』、
って。



きっと、きっと。




すべては、愛のために。




2004/08/04 (Wed)

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