詩人:Ray | [投票][得票][編集] |
あなたとはなれて
寂しいと思うことなんかない。
あなたがくれる言葉を
嬉しいと思うことなんかない。
なによりも幸せだった
あなたのとなりは、
いまではなんとなく
違和感があって、
このうえなく幸せだったあの夜は
あたしのなかで
いまではもうウソになった。
あなたが
いままでとおなじように笑う。
その笑顔をみて
『あぁ、ほんとうに好きだった』と
なつかしむあたしがいる。
あたしのなかから
あなたはもう
とうに消えた。
つながれなかった思いは
すこしずつほどけて
かすんでいった。
あなたへのすべての思い
どうか早く消え去って。
ウソが
真実になるまえに。
もっと もっと、
はなれていたい。