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Rayの部屋


[529] いつだって
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いつだってそうだ。

君が笑うとき

君が泣くとき


それはいつも
僕のおかげじゃなくて


君が笑うのも

君が泣くのも


いつも
あいつのせいだ。



わかってるんだ。

君には

いつだって

あいつしかいないこと。



あいつも笑ってたよ。
君の笑顔が可愛いって、笑ってたよ。

あいつも泣いてたよ。
男のくせに、情けないよなって、泣いてたよ。



いつだってそうだ。



君の想いも、
あいつの気持ちも、

悪いけど
僕がいちばんよく知ってると思う。



君が笑うとき

君が泣くとき

ごめんね
僕のおかげじゃなくても
僕はいつだって
ちょっと幸せなんだ。


あいつが笑ってても
あいつが泣いてても

ごめんね
僕はいつだって
それを君には知らせない。


ずるいのはわかってる


でも
ごめんね。

それぐらい僕は
君のおかげで笑ったり泣いたりしてること

いつだって君に気づいてほしいから。



いつだってそうだ。


僕はこんなに

君のことが好きなんだ。

2013/07/05 (Fri)

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