ホーム > 詩人の部屋 > Rayの部屋 > 足跡と薬

Rayの部屋


[61] 足跡と薬
詩人:Ray [投票][編集]

いくら理想像を並べたって
そんなに上手くいくわけはない

常に笑顔でいようとしたって
笑えないときだってあるし

常に前を向いていようって心がけたって

下を向いてしまうときだってある。



そんな風な現実を受けとめて
凹むときだってあるよね。



じゃあ私は

笑いたいときにだけ
笑おうと思う

前を向いていたいときにだけ
前を向いてみたいと思う


光が見えるときにだけ
輝こうと思う


それだっていいじゃない

生きている痛みさえも
喜んで

そうして
大切な人を
支えてくれるたくさんの人たちを
心から大切にして


弱さに負ける私も
涙が止まらない私も
手首の傷も
募る思いも
叶わぬ願いも


全部が全部
足跡だから



そうして
踏み出す一歩の力となるのが
『勇気』っていう薬なんだよ。





2004/09/24 (Fri)

前頁] [Rayの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -