詩人:げんどう@そうぞうか | [投票][編集] |
滲んだ血の葡萄酒でうがいを
コルトガバメントが転がっている
いつもの朝
外では殺人犯のショーだ
ニュースではテロリズムの恐怖を報道する
何が怖いのか分らないや
買い物にでも行こう
コルトガバメントを
ジーパンのポケットに突っ込んで
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どこかですれ違ったね
どこかですれ違ったんだ
お互いのとげは
お互いの硬く閉ざした扉も
無理に貫いてしまったね
いつも呼んでいた
君の名前も
今日から
風の向こう側
通り過ぎ去った
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風が通り雨と共に
僕の前を通り過ぎた頃
最果ての町では−20℃の
ブリザードが人の温もりを
掠め取ってく
削り取ってく
西の国では乱争の最中
見るも無残な映像の中
覗いては
届きもしない手紙を書いてる
北の国では人の命は
大量の食料の交換だ
何を思えばいいんだ
何を感じればいいんだ
何気ない今日が過ぎ行く
やるせない明日に足伸ばす
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川の流れに乗って
僕は流れ始めた
流れていくよ
どこまでも
春は緑を包み
夏は鳥の声に唄い
秋は赤や黄色と戯れ
冬は白く凍みる
生命の水が上から下へ
渡り往く
果て無き旅路に
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偽物にはなりたくはない
本物にもなれやしない
ある人には
偽物と貶され
ある人には
本物と称えられ
本当は
本当は
どっちにもなりきれない
ただの人だ
みんなが決めた本物にも
偽物にも
なれやしない
ただの人だ
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私は貴方に
撮らせませぬ
私はポートレイトにはなりませぬ
貴方の思い出の引き出しに
仕舞われたくなど無いのです
そっと焼いてください
そっと…
あの日の貴方の優しさのように
そっと。
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朝が始まり
目を覚まし
洗顔
トーストとコーヒー
歯磨き
メイク
出発
いつもと変わらないのに
私は変わってるんだ
いつものように
私の中で
すこしづつ
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君はワインを口にするかい?
ワインは若い乙女の足で
踏んだ葡萄から取れるワインが
一番美味しいんだよ
ワインは洗練された辛口や
フルティーな甘さを湛えたもの
君の口に似合うものがあってね
サロン1995の
ハチと戯れるように駆ける花園は
美しく貴方の柔らかな喉に注がれる
こんな一言で
貴方の心の乾きも
潤せれば