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げんどう@そうぞうかの部屋  〜 新着順表示 〜


[282] ソムリエ
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

君はワインを口にするかい?

ワインは若い乙女の足で

踏んだ葡萄から取れるワインが

一番美味しいんだよ

ワインは洗練された辛口や

フルティーな甘さを湛えたもの

君の口に似合うものがあってね

サロン1995の

ハチと戯れるように駆ける花園は

美しく貴方の柔らかな喉に注がれる

こんな一言で

貴方の心の乾きも

潤せれば

2004/11/22 (Mon)

[281] いつも
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

朝が始まり

目を覚まし

洗顔

トーストとコーヒー

歯磨き

メイク

出発

いつもと変わらないのに

私は変わってるんだ

いつものように

私の中で

すこしづつ

2004/11/21 (Sun)

[280] ポートレイト
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私は貴方に

撮らせませぬ

私はポートレイトにはなりませぬ

貴方の思い出の引き出しに

仕舞われたくなど無いのです

そっと焼いてください

そっと…

あの日の貴方の優しさのように

そっと。

2004/11/21 (Sun)

[279] 偽物や本物や
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偽物にはなりたくはない

本物にもなれやしない

ある人には

偽物と貶され

ある人には

本物と称えられ

本当は

本当は

どっちにもなりきれない

ただの人だ

みんなが決めた本物にも

偽物にも

なれやしない

ただの人だ

2004/11/21 (Sun)

[278] 果て無き川
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川の流れに乗って

僕は流れ始めた

流れていくよ

どこまでも

春は緑を包み

夏は鳥の声に唄い

秋は赤や黄色と戯れ

冬は白く凍みる

生命の水が上から下へ

渡り往く

果て無き旅路に

2004/11/21 (Sun)

[277] SOUL FRUIT
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

果実の甘さが僕らを繋ぐ

あの日の魂の叫びが過る

軽い接吻も

深い愛撫も

あなたに見せた魂の叫び

夜に消えた甘い果実の交わり

2004/11/17 (Wed)

[276] 世界の中で僕がいる
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

風が通り雨と共に

僕の前を通り過ぎた頃

最果ての町では−20℃の

ブリザードが人の温もりを

掠め取ってく

削り取ってく

西の国では乱争の最中

見るも無残な映像の中

覗いては

届きもしない手紙を書いてる

北の国では人の命は

大量の食料の交換だ

何を思えばいいんだ

何を感じればいいんだ

何気ない今日が過ぎ行く

やるせない明日に足伸ばす

2004/11/17 (Wed)

[275] 君の名前
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

どこかですれ違ったね

どこかですれ違ったんだ

お互いのとげは

お互いの硬く閉ざした扉も

無理に貫いてしまったね

いつも呼んでいた

君の名前も

今日から

風の向こう側

通り過ぎ去った


2004/11/24 (Wed)

[274] 近代感性
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

滲んだ血の葡萄酒でうがいを

コルトガバメントが転がっている

いつもの朝

外では殺人犯のショーだ

ニュースではテロリズムの恐怖を報道する

何が怖いのか分らないや

買い物にでも行こう

コルトガバメントを

ジーパンのポケットに突っ込んで

2004/11/15 (Mon)

[273] ミラクルフルーツ
詩人:げんどう@そうぞうか [投票][編集]

ほんとは酸っぱいけど

甘くなるらしい

ほんとは辛いけど

快楽に感じるらしい

苦痛=快楽

ミラクルフルーツのしわざ?

2004/11/15 (Mon)
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