詩人:げんどう@そうぞうか | [投票][編集] |
どんな形に切りましょう
あかあおきいろにみどりいろ
あなたはどんな形かな
あかあおきいろにみどりいろ
未来の形を切りましょか
あかあおきいろにみどりいろ
好きな形に切りましょね
詩人:げんどう@そうぞうか | [投票][編集] |
おんじが言った
「食い物が減ってきたな」
「山から下りねばな」
「人里には柿がなってるな」
「食いに行こうな」
「だけどな」
「かなわねぇな」
「変なものが飛んできてな」
「三つ山のおんじはな」
「変なものでな」
「死んだんな」
「おなかへるな」
「変なもの飛ばすな」
「おらたちと違うな」
「どうぶつとな」
「きょうもな」
「たたかったな」
「なんでこんなな」
「事せにゃならんのだろうな」
おらはおんじのやせほそりつつある
せなかをみて
かなしかったな
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小さくて
繊細で
透き通るような
君の手
何かを掴むには
かよわくて
どんな未来に
君の手は
出会うのだろう
全ての
未来を
君と
君たちの未来に
届ける手を
持たなくてはな
手を繫ごうね
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地面が揺れた
地図が動いた
今日新たに
地図が動いた
壊れ行く町
創られる町
地面の動きに合わせて
人が動く
人は予測できても
永遠に避けることは
出来ないんだね
次は何処で
地面が揺れるんだろう
詩人:げんどう@そうぞうか | [投票][編集] |
トルコであったイブラヒムは
小さな綺麗な目をしていた
まだ五歳ばかりの可愛い少年だ
毎日が楽しそうで
毎日が富んでいた
あれから10年
大きくなった君は
今も綺麗な目で
いるだろうか
そうであって欲しいと思っても
現実はどう写るのかな
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涙を人に見せれますか
僕の涙なら全て見せよう
悲しいことがあったとて
嬉しいことがあったとて
涙を見せるのが嫌ですか
僕の涙は見られてもいい
人に見せるために泣くのじゃなし
心の糸に触れるから出るのだ
あぁ 涙を流すにつれ
この世の歴史も人の出会いも
あぁ 儚い出来事だと
慰める力など何処にも無くて
泣いては刻む糸の解れ
あぁ 繕うて呉れませぬか
誰かの糸と糸を結び合わせ
あぁ 明日も糸に触れる
涙は心の形で
響く 心
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ビリビリ
イカヅチ
世界の果てで怒るイカヅチ
ビリビリ
イカヅチ
大空上で唸るイカヅチ
ビリビリ
イカヅチ
ケスモノケシテハサルイカヅチ
優しい
イカヅチ
歪ながら美しく光るイカヅチ