詩人:坂上ふゆう | [投票][編集] |
ふと空を見上げたら
月は青白く照らしてた
窓から見るとひどく遠いのに
暖かいものに見えた
純粋に見えるあの光は
太陽の反射だと覚えた
あんなに違うものなのに
太陽に願う
月を照らさないで
月の光は優しいけれど
許しも慰みも欲しくないから
どうかお願い照らさないで
見上げるとまだ反射を続けて
大きな優しさで包みこもうと
太陽から受けた青い光で
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優しくも、なくて。
冷たさも、あって。
ときどき少しだけ?
少しだけ、恋して。
だけど、知らないで。
知らないで、触らないで、気付かないで、そのままで、いてね。
叫びたく、なって。
そんなこと、なくて。
会いたく、なって。
でも連絡はできない。
気付かないで、このままで。
騙されて、騙して。
まだこのままで、許して。
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そして言ってみてよ 私に
どこにも行かないでと 1つ
嘘の気持ちでもいいから
行かないでと言ってみてよ
そしたら 行きたくなくなるかも 知れないし
私はずっとそこにいたいし
まちがって 私を送り出さないでよ
私はまちがっても 泣かないから
優しく 突き放してよ
ウソツキと呼ばれてもいいくらい
覚悟して 言ってみてよ
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木や花に憧れて
水や山に憧れて
人間なんてどうでもよかった
ルールやなんかも必要性がわからなかった
もともと思ってたことだよ
価値観をあまりに押し付けられたので
飽和状態になってしまっていたんだ
気付いていたのかも解らないよ
あぁ 神さま
あなたはどの神様を信じていますか?
ツクリモノばかりに思えるんだな
人間がツクリモノの物語を溢れ冴えせるから
私は慣れるしかなかったんだ
そのくせ そのなかの本物の物語を探しているんだ
言い訳ばかりの日々は腐りきっている形で維持される
何を主張しても意味ないよ
本屋言葉や国ばかりで
バスや電車やビルばかりで
心はもう震えないよ
逃げ場のなさに
私さえ人間で
君さえ人間で
神さえツクリモノめいていて