詩人:朱鴇 | [投票][編集] |
笑顔で遊ぶ小学生
部活に励む中学生
テキスト片手に問題出し合う高校生
いつも出世払いで髪や眉毛いじってくれた床屋のおじさん
帰りがけによく寄ったお店のおばさん
いつまで経っても元気に漁にいくおじいさん
そしてそれを見守るおばぁさん
最後に忘れちゃけない家族、幼馴染みと友達たち…
ふるさとを思うと
何故か無性に
味噌汁が飲みたくなった
秋の夜長…
詩人:朱鴇 | [投票][編集] |
秋が深まり始め
椛は赤く染まり
頬を掠める風も
次第に冷たくなってきた…。
わずかな時を惜しむように
人の温もりを求めるように
カップル達は寄り添い歩く。
繋いだ右手と左手
肩越しに見る君の顔は何だか寒そうで…
『ぎゅっと抱き締めたい』と、そう思ってしまう
でも、それが出来るようになるのは、まだ先の話し…
今は繋いだ君の手を離さないように
しっかりと握るだけ…
詩人:朱鴇 | [投票][編集] |
朝六時…
缶コーヒを片手に
歩き馴れた坂を降る
坂の途中
ふと、足を止めて空を見た
黒が濃紺にかわり
濃紺が碧、水色に変化する
朝へと向かう
明るくもなく
暗くもない
そんな空に
一筋の光の軌跡を描く
流れ星を見た
不思議な光を放った流れ星
何とも言えない感動を味わいながら
僕はまたユックリ坂を降って行く