夢の中で言えるコトバも君を目の前にすると言えなくなる。
『もしも君が…』なんて考える。ちょっとニヤけてちょっと泣いた夏の終わり蝉も泣いている
秋の香りが風にのってやってきた草木は葉を落とし次の年に向け養分を蓄え始める。動物たちもまた、寒い冬を越えるための準備にはいる。秋は物悲しい時期…いや違う、春みたいな生命の咲き誇る時期ではないが、小さな命一つ一つがしっかり生きようと励んでいて活力のある時期なんだ…。だから、僕もうつむかず前を見て、地に脚をつけて一歩一歩しっかりと踏み締めて選んだ道を歩いていこう。たとえ選んだ道が間違いだとしても…それは進んでみないと誰にも分からないのだから…。
『一緒に帰ろう』といつも言ってくれる君。だけど君の心は僕の方を向いてはくれない。