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underdogの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1] 武器
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戦う術を知らない僕は

傷つく君を見てるだけ

僕が探していたのは

しまい込んでいた勇気

あの日かざしたのは恐怖

身を守った物は君への執着

戦う事覚えた僕は

強い武器をさがし

新しい敵を探していた


忘れてたのは理由

今はそれさえも忘れた


愚かなのは僕

消えるべきはこの世界

2005/02/12 (Sat)

[2] 
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何から何まで霞んでいた

何から何まで失った

視界には塵一つさえ入らない


頭がクラクラした

見つからなくて。

体がフラフラした

たどり着かなくて。


独り言が妙に響いて

すぐに喉が渇いた


音が聞こえた


心臓の音だ

呼吸の音だ

服の擦れる音だ


そうだ、僕の音だ

2005/02/12 (Sat)

[3] 宛先不明
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この赤いポストに
入れられてきた手紙の中でも

僕の入れた葉書は1番の幸せを運ぶんだ

そしてそれを
受け取った君がみせる笑顔は

僕が見た笑顔の中でも1番の笑顔だったんだ


だから僕は幸せだった


だから僕はもう届かない宛先に

また手紙を書くんだ



この幸せは誰に届くのだろうか

2005/02/13 (Sun)

[4] 自分
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上へ上へと進んだ

何から何まで見た。

下も、上も

全部見た。


分からない事はなくなった


ふと思った



僕の顔ってどんなだっけ?

2005/02/13 (Sun)

[5] 香り
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匂いがした。

桜の花の匂いだった

青空の匂いだった


匂いがした。

人の匂いだった

灯油の匂いだった


匂いがした。

桜が、青空が、なくなっていた

人さえも、なくなっていた


残ったのは灯油の匂いだけだった

2005/02/13 (Sun)

[6] 懐かしトカゲ
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帰り道

駄菓子屋を通った

業者の人がせっせと

お菓子か何かを出している


坂道で

帰りに下ったら

また行きに登らなきゃいけない

でも帰る為ならしかたない


道を通ったら

トカゲが逃げて

僕も逃げるように自転車こぐ


夕日が赤くなってきて

やけに綺麗に見えた

近所の窓が赤く

反射して眩しい



懐かしさに浸って

また坂道下った

変わらぬ道に

あの日とは

すっかり変わった僕が

妙に場違いに見えた

2005/02/14 (Mon)

[7] 終末
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世界の終わりに

自分の終わりに

何をするか

何を考えるか

世界が終わってみなけりゃ

そんなこと分からない

だけど傍には

空気があって

使いふるしたライターがあって

呼吸をしていて

表情は分からないけど

笑っていて

テレビでも見ているのか

誰かが受験に合格したのか

お金を拾ったのか

とりあえず笑っていて

そんなもんだろう

世界が終わっても

まだ、終わっていないかのように

僕は笑っているだろう

そんなもんだろう

2005/02/17 (Thu)

[8] 曲がり角
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退屈な毎日過ごす僕は

新しい曲がり角探してた

歩き続けるために歩いた

見つかる物はゴミばかり

ゴミ溜めのような頭も

もうそろそろ限界かな



存在していたんだ。僕の背後に

変わるのは色 降るのは涙

やっと見つけた曲がり角

曲がることに意味はなく

探す事で知る事はなかった


やっと分かった。その理由

探していたのは君への言葉

2005/02/21 (Mon)

[9] オンライン
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僕ら
この紙切れに書かれた
無意味な線に
何度悩まされただろうか

出来ることなら
手を差し延べ合いたい
許されないことだとしても

僕ら
今日も深く眠りにつく
明けない夜だとしても
信じて疑わなかった

飛び交う火の中
僕は祈った。
神でも仏でもなく
自分に、君に

僕ら
信じて疑わなかった

2005/10/30 (Sun)

[10] 生きる
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もう慣れてしまった
何となく一人な気がして
誰も信じられなくて
死ぬ勇気もないんで
今日も何となく生きる

目的もなくて
楽しくもなくて
興味もないし
死ぬ勇気がないから
今日も何となく生きる

他人が羨ましい
何故笑っていられるのか
分からなくなったんだ
大切な事を忘れてしまった
もうそんなことも
遠い過去のようだ

またいつもの如く
明日は来る
辛い事があっても
苦しい事があっても
越えて行けるだろうか?


夕日を見ていた


痛くも苦しくもないのに

涙が落ちた

明日も僕は生きているだろうか?

何故だか胸が苦しくなった

2005/10/30 (Sun)
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