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相手を否定したって
自分は正当化出来るわけじゃない
わかってるはずなのに
何故なんだろうか
自分に出来ないこと
自分に無いもの
羨ましくてしょうがないんだ
知っているなら教えてほしい
なんで君と僕は違うの?
みんな同じにすれば良かったのに
誰に言えばいいんだろうか
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カーテンの向こう
外の世界
薄い壁で区切られた
この狭い牢獄
カギなんか無い
自分で入ってるから
日差しを浴びて
光合成したって
意味が無い
生きていないから
そう、死んでいる
何もかも死んでいる
この鉄の檻
誰かぶち壊してくれ
辛く重い鉄の色
誰か吹き飛ばしてくれ
お腹が空いた
僕は生きようとしている
死んでいる訳無い
生きてるから
こんなに苦しいんだ
誰かぶち壊してくれ
この僕を
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また言われた
大人の戯れ事
毎度毎度ごくろうなこった
いつもいつもよく言うもんだ
良くお分かりで
自分の為?
笑っちまう
なんも分かってないのはそっちの方さ
あんたは俺を分かろうとしない
僕はただの事象、イベントでかたずけられる
お仕事お疲れ様
次はどうするつもりだい?
もう俺には何も無い
さよならするしかないな
最後に言いたい
俺もあんたを理解しようとしなかった
ごめんなさい
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秋の終わり
夕日見ながら
自転車こいでた
風と共に
赤い光りが押し寄せる
家の蛍光灯より
明るいかな
大人になったら
思い出になること
この何でもない
風とか空気とか
恋しくなるんだろな
揺れる髪に
ほんの僅かな
シャンプーの臭い
今日と共に
消え行くのなら
しっかり覚えておきたい
思い出になるように
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初めましてって言われたから
初めまして
こんにちはって言われたから
こんにちは
さよならって言われから
さよなら
ありがとうって言ってくれて
ありがとう
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テレビの中覗くと
AとBが言い争っている
政治なんて、貪欲な肥えた権力者がするものだ
先入観の塊のC
人間の根本は変えられない
原動力は欲
どうにかならないものか
今までどれだけの人間が考えたことか分からない
もともと分かるはずがないじゃないか
ただの凡人のCじゃな
AはBはまだ言い争っている
Cはもうテレビなんか見ちゃいない
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カラスが鳴く
夕暮れ時
砂場の子供も
もう帰った
公園に一人
カラスと二人
鳴けども鳴けども
何も変わらず
何故か健気で
何故か素直で
愛しくなる
周りの景色に
混ざってきた頃
カラスは飛んで行った
僕をのこして
飛んで行った
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風がよく吹く
暖かい日に
窓から零れ出る
太陽が眩しい
今朝のニュースでは
雨が降るだとか
言っていたが
そんなことはない
こんなに晴れている
青空のようなシャツが
風と一緒に揺れる
また今度また今度って
風が擦り抜けて行く
一つ一つ大事に取っといて
また明日思い出せば
また会えるかな
また会えるかな
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空高く飛べる
どこまでも飛べる
飛べ
どこまでも飛べ
夢か現か
気付いた時には遅い
羽根が消えて
落ちてゆく
落ちてゆく
そして確信する
現実に直面する
辛い、辛い
本物の空は
高く、高い
羽根なんかないが
いつか飛んでみせる
あの日のように
空高く
どこまでも遠くへ
飛べ
どこまでも飛べ
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終わりない
永久の螺旋
きっと続いてく
明日も、明後日も
車に引かれるまで
きっと続いてく
何もない
なにもかも
何もない
空虚、空白
からっぽ
永久に続いてく
この螺旋
いつか
いつの日か
断ち切ってやる
ぶち壊してやる
この螺旋
今は亡き…