詩人:underdog | [投票][編集] |
なま暖かい風と共に去って行ったね夏の匂い
あの木の辺りから遠く眺めて
思いを馳せた八月は
もうすぐ遠くへ行ってしまいます。
季節外れの風鈴が遠く聞こえます。
もう見えない陽炎が頭をよぎります。
なま暖かい風と共に去っていったね 忘れない
また毎日が飽きずに過ぎていくけど
また季節が変わり僕も少し背が伸びるけど
忘れません。夏の匂い
詩人:underdog | [投票][編集] |
まだら模様のそら
そのうち泣き出しそうだ
僕らは時間が止まったかのように立ち尽くす
痛みを越えて
苦しみを越えて
何か見いだすはずだった
人間はすべて理解することはできない
未だに理解が出来ないんだ
だから僕らは立ち尽くす
理不尽に奪われていった僕らの何かを
無情に過ぎゆく時間を
揺るがない僕らの意志を
すべて投げ出して
すべて忘れて
今はただ立ち尽くす
すべて忘れたが
今はまだ未来を見据えている