詩人:gof | [投票][編集] |
ニューミックス
形を成す声明と生命
姿を変えてもきみはきみのまま
あるがままにしか存在しないんだよ
腐った口説き文句で 捨てられたメアド
アスファルトに夏の轟音が籠るから
恋人たちは残忍な所作を示す
ただ今を生きるというなら
他人様の云う価値観など
あってないようなもの
ビールのんで寝てしまってもいい
困った顔の愛しい君様が
おもいっきり叩いた後に
抱き締めてくれたならいいのになあ
ああ ニューミックス ニューミュージックス鳴らせ
シンセサイザー 新参者
新鮮な線と瞳で
繋がってしまう恋人たちのメロディよ
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ただ まっすぐで
ありたいと
恋人は 空を見上げ
遠い目をして
その目の細め方が
素敵だ なんて
路地裏の子猫
月型のネックレス
木陰で夢を みせるような
そんな物語が 願えば無限さ
大好きなパン屋に
めんフラを買いにいこう
8月末の深呼吸
愛しいきみが 確かにいたよ
ラメつきの香水
傷つきのサンダル
たくさん泣いて笑って
よく眠るため 眠るために
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みずたまり
こだまする イトシイいつかの波紋
答えのないピアノ くるまる布団 呼吸音
イマジネーション いろはのペンで描いてさ
孤独を理解することなんて 宇宙の海でさ
ユーアンドミー 片目できみを
心底 好きだと云うんだよ
気持ちが欠けた様にみえたのは
月や日々でも なんでもなくて
ぼくらがただの存在になって
白む朝が来る時の なんとも云えない
切なさの所為さ 海岸線の生命さ
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サミシイは 彼女の髪の匂い
風は 取り止めようのない
ノスタルジー
かわした言葉は プールサイドの
波紋 程度だったから
忘れられて 朽ちて
手を 手を伸ばした 月は
絞り落としたレモンみたいな
カタチでした
愛は なんと 遠く 近くて
とめどなくて 尊い
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あなたからのキス
星屑のプラットホームで
雨の日も風の日も
傘は 所詮の傘で
置き忘れさられたりもするけれど
あいそれーしょん
そんな今夜だってさ
あの瞬間だけで とめどない
感情の深くやわらかいところ
鮮明な 繊細なる 神みたいに
唇 LOVE 熱帯夜 向上
きみやぼくもにもあった
いつかの情熱やらなんやら
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可愛いらしい君は
簡単に泥を洗い流し
月の舟は夢物語と
揺蕩う微睡みの海藻の海で
消えました
こんなもの(感情)たちには
意味がないと呟きました
たった一つの命は
なんのためだよ?
呼吸一つで あんなにも豊かな青に
染め上げて微笑むことができる
はずなのにね
すれ違い 憂い 勘違い
笑うことや 誠実であることの
苛立ちや難しさに
今夜の雨なら 素直に
ありがとうって撃たれながら
明後日のきみに素直になれない顔で
一歩ずつ 解くながら 積み上げて
景色を変える 情熱を注ごうと
たった一回の人生に
今日が今日ならば、尚更に誓いを
あの深くて静かなる熱情に鎮めて
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からまるな生命
君のため息に
ラメ色のノスタルジー
混じる様
綺麗な指先で
ぼくの頬を軽く撫で撫で
猫のピアノみたいさ
真っ暗な海で
目を閉じれば
瞼の裏には波音で
涙で
それはかなしいの?
うれしいの?
真夏の花は
感情を模すグラデーション
模様さ
気づけば
とりとめない感情の
やわらかいところ
懐にはラムネみたいな
去ってく季節に
向かうべき今夜に
ほんのすこしだけ
きみのかおりを
たおやかな勇気を
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ブルーの頃合い
汚い泥を滅す言葉も
喪う声を呼び起こす匂いも
おんなじ風にさ
ネオアコみたいな音楽だけじゃ
中二病は治せない
なおらないから
素敵かもね
毎日いろんなコトが起きて
寝る間を惜しんで
つくる何かも
すべてはみんな繋がって
つながるようで
断ち切られるからよいのかもね
拾い上げて 紡いで つないで
すてて ねがって あるいて
たちどまって みあげて
呼吸が いまの 今夜の呼吸こそが
すべて知っている 宿ってる
信じても 信じてなくても
どうだっていいんだよ
かさねてこ 重ねられる
今や 感じるこころがらあるならばね、
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笑った顔が可愛いきみは
ほんとうの色をみせた?
渇いた喉を潤したいのに
なんで唇を噛んだりしたの?
ネイビーなメイビー
抱え込んだ感情の
負の連鎖のような人生も
それはそれは 美しいのさ
きみという容姿と人柄があってこその
明日は暑いから 簡単なアミューズに
優しそうで辛めのワインを頂きたいね
あの駅 あの街角 あの川べり
街灯の側で どんな土地でだって
きみというフォルムは生きるから
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あの波の音
瞬きの間に朽ちて
わだかまりを心に
喜怒哀楽を呑んで
さみしい夜に
電灯のない深淵に
紐解くアコーディオン
ラメ混じりの記憶追憶
あの優しく愛おしい唇は
今も、今の感触にさえも