詩人:gof | [投票][編集] |
一太刀 一雫
一和音の狭間に
過ぎる真摯さよ
エレクトロに彩られた街で
孤独なエマニエルは
ひたすら研いでいる
車の排気ガス混じりの側道雑草さんよ
人知れぬ煌めきは幾多の流星に
生を享けた名もなき命の様に
ただ そこにある
主体性よ ひたすら貫いて
迷い彷徨いながら 迷わずゆけよ
人のカタチをした僕らなら
未だに性を受けられぬ色々を
呼び起こし 名付けることが
出来るはずなのだから
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遠く月の舟 手を振る異世界探検人に
微笑みとサヨナラとを捧ぐ
真夜中の刻から彷徨えば感情の淵
淡く青い靄に紛れた走馬灯は
朽ちた町の海辺にたどり着いた
ガラス管の中に閉じこもり
誰にも知られてはいけない恋文は
あの日のまま 捨てた
ターゴイス バイオレット
きみときみは きっと
何処かで繋がっている
彷徨いの防波堤
ボロボロの紙切れ
タイプライターで打たれた文字は
誰かの記憶に似ていて
八方塞がりのマヌケさん
儘ならない感情を
声に出して叫んでみたい海がある
好きとか 嫌いとか
忘れたい事も
言葉にならない想いもある
手繰る恋の不埒さも残ってる
朝焼けには なんとか戻したい
意識と意識の狭間の正常値
寝て起きて また寝て起きてを繰り返そう
おはよう おやすみ おはようさん
よき1日を よき休日を