詩人:gof | [投票][編集] |
遠く月の舟 手を振る異世界探検人に
微笑みとサヨナラとを捧ぐ
真夜中の刻から彷徨えば感情の淵
淡く青い靄に紛れた走馬灯は
朽ちた町の海辺にたどり着いた
ガラス管の中に閉じこもり
誰にも知られてはいけない恋文は
あの日のまま 捨てた
ターゴイス バイオレット
きみときみは きっと
何処かで繋がっている
彷徨いの防波堤
ボロボロの紙切れ
タイプライターで打たれた文字は
誰かの記憶に似ていて
八方塞がりのマヌケさん
儘ならない感情を
声に出して叫んでみたい海がある
好きとか 嫌いとか
忘れたい事も
言葉にならない想いもある
手繰る恋の不埒さも残ってる
朝焼けには なんとか戻したい
意識と意識の狭間の正常値
寝て起きて また寝て起きてを繰り返そう
おはよう おやすみ おはようさん
よき1日を よき休日を
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一太刀 一雫
一和音の狭間に
過ぎる真摯さよ
エレクトロに彩られた街で
孤独なエマニエルは
ひたすら研いでいる
車の排気ガス混じりの側道雑草さんよ
人知れぬ煌めきは幾多の流星に
生を享けた名もなき命の様に
ただ そこにある
主体性よ ひたすら貫いて
迷い彷徨いながら 迷わずゆけよ
人のカタチをした僕らなら
未だに性を受けられぬ色々を
呼び起こし 名付けることが
出来るはずなのだから
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この掌に うらはらな
深淵と星 太陽と月
きみの笑顔なら
花束といつかの海に捧げた
言い訳は 常套手段
本当は 誰にも
知られてはいけない
季節の変わり目に
胸に手を当てた誓いは
金砂のように闇に散らせて
ガラス細工に塗して
まだ 未だに 隠し持っている
いつかの海 いつかの町
いつかの恋 いつかのキス
まだ 未だに 追憶に
今日に 瞼の裏に
隠し持っている
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すべらかに かなしみや せつなさは 渇いた喉元から
きみの肌白さの水面に赦される
立ち止まり振り返る歩道橋の夕日
青銅伝説の指輪に似た洗練さ
紅い土地砂に芽生えた緑
きみの髪のシャンプーの残り香は
そんな景色を蘇らせる
ターゴイス色のプールに
浮かんだルージュの花のいやらしさよ
みたいものは そこじゃなく
本当の美しいは 生き様にある
瞼の裏で何度も描く言葉は
恋やら あいしてる におさまらず
感情は彷徨い やがて 7月の雨粒になる
葉に落ちる音が 鼓動や記憶になる
なやんで ないて 寝てしまえばよいね
やわいぼくらの喜怒哀楽さんや
さらば 再来 ゆけよ ゆけ
またね 創作 それでは ぐっばい
こんにち おはよう ラブバズ三唱
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生きれば この世には
悲しみや陰口や苦しみが
溢れすぎているから
いつでも矢印は 自我に向けて
内在する無数の螺旋光
眩いくらいの色彩の海
もう手では触れられないノスタルジーは
すくいにも 哀しみにもなる
それでも確かにあった
あいしてる こいしてる
よいしれてる ひかんしてる
それすらみんな
大切で 儚くも 美しい キモチ
じぶんには やさしくしよう
そこから きみに湧き立つ愛が
うみだしていけるのだから
きみに かけるコトバが
うまれてくるのだから
いつか いつか いつか
そんな些細が
救済のユートピアになるのだから
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蜘蛛は雨露の夜に消え
夢は行方知れぬまま
愛は溢れている きみの真意として
波紋の糸に 夜ふかした紛らしに
メロディがふと蘇る
あの子は元気でしょうか?
あの街の灯りは
静寂に煌めいているでしょうか?
季節の変わり目に 緩む香りはあって
か細くも確かな 志や夢や恋を
思い出して 潤んで 俯いて
励んで 励んで そう誓い直して
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あい くるしいのうた
薔薇は うぃーあー
散歩するカップルのサンクチュアリ
微睡色した空に 翳した掌
憂いは 目に見えるものじゃなく
そう くるおしいのうた
音と言葉で 困難な感情さえも
せつめいなど求めず 紡いで仕舞おう
好きな声 好きな匂い 好きなシャンプー
いまにも救われてる
まぶたのうらで 果てない宇宙の裏側で
ところで 明日一緒に飲まないかい?
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かさなりは わずかな
こころの やわいところ
このご時世 だなんて
わらうこと たべること
すべては いまをいきる
エネルギーでしかない
ひかんは サヨナラ
すべてにそむくのではなく
自分自身との戦い ひたすら
ノートに書き殴る 愛という形でさえ
アフターコロナ 俯いた先に
花だってある はいくつばろうや
精神論なんてクソさ そうさ
それでも 仄かな前向きさから
郷愁からだって いつでも
微かでも 正気見出す美しさもある
はず はずなんだ から
深呼吸 生命 ああ ああ
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幽霊の犬
コロンバス通りの
煌めきに消えて
きみを思い出す言葉は
イントロダクション
季節には 散り散りの宝石があり
切なく光るのです
帰る場所は もうないのだから
きみの今を浮かべるは
イマジネーション
セピアのピアノの奥で
僕はカスタネットみたいな足音
感情の騒めきは夜風
フィードバックするシューゲイザー
ただ ここにあれ
この瞬間だけは
明日には朽ちる余韻の鼓動よ
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さらり 雨
クライロのミュージック
ココロの扉は
ヴァイオレットの香りで
開閉される
知らない町の 灯る火
踏んだことのないステップで
水溜りを跳び越えたら 桃源郷
掛け値無しの ありさま
夜列車 行方知れず
きみにあげたかった一輪の花は
透明の海に 浮かんで消えた
さよなら よろしく こんにちわ
香ると病むね 錠剤ラムネ
自分だけで楽しむという事には
いつも メランコリーの代償があるね
また 繰り返し 学ぶ
過ち 眩まし 光と影と
グレーの肖像画
いつかの色を入れたいが為
きみを心底で抱きしめたいが為