あんたに

同情や心配されるくらいなら


裏切られて無視されたほうが良い


もう
あんたには
必要ないんだろ？

生きることを
選んだわけじゃない

ただ僕には
死が
選べなかっただけ

綺麗事
並べて
逃げた。


僕が一番
汚れていた。

まだ見ぬ
その先で

僕の腕で
君が眠ることを
夢見てる

もしも私が
生きたいと
願うなら

あなたは
私を


殺してくれますか

ただ真っ直ぐに
歩きたかっただけ

もう戻ることは
できないから
進むしかない


蚊帳の外にいると
内輪の軋む音すら
届かない

壊れた破片を
眺めるだけ

そこに映る自分を
重ね消す

笑い方がわからない
傷に傷を被せる
悟られぬように
目を綴じる

此処では呼吸だけを
しておこう

何れ目を開けるやも
しれない
何れ眠るやも
しれない


知らないことを
知ることもできない

知らないということを
知ることさえも


引かれた道を
歩きたいんじゃない

ただ真っ直ぐ
歩きたいだけだ

死を持って
幸を知るために

あなたがそれを
優しさと思うなら

あなたはただ
目を閉じてくれれば良い


僕が抱き寄せて
唇を重ねるから

優しさに
触れたいと
思った時

あなたが
頭に浮かんだ

それが
僕の
恋の始まり


温もりを
求めた時に

あなたが
頭に浮かんだ

それが
僕の
愛の始まり

媚びるなとか
別にそんな
カッコいいことが
言いたいわけじゃない


ただそのままの
あんたでいてほしいと
そう思うだけだよ

死にたいと
願う気持ちではなく

死ねるという
判断だ