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キュウーの部屋


[356] 思い出せないあの温度
詩人:キュウー [投票][得票][編集]

傘もささずに雨の中
あなたの声を知った

すぐに惹かれては
重なり合う魔法の言葉


ガラスの向こう側
ただ溶けてく
音だけが響く
季節を経て


温もりは空に
優しさは土に

置き去りの気持ちは
もう届かない


遠く晴れた日は
あなたは僕の腕の中

そっと引き寄せて
抱きしめる魔法の言葉


心臓の鼓動は
まだ止まずに
僕に教える
時間の中で


悲しみは海に
切なさは君に

残された感情には
もう触れない


何かを埋めるように
穴を空ける

何かを探すように
暗闇を作る



思いは消えて
また流れてく

2007/04/26 (Thu)

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