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壬治の部屋


[129] 幻像
詩人:壬治 [投票][編集]

恋でも愛でもかまわない
惚れた腫れたのくりかえし
この先にもまだ続く人生と運命

次こそはって思いながらも流される
あの日からずっと休みなく
走らせたまま柵の中

どこか遠い場所へ
溶けて消えてなくなった
とてもあっけない終わり

過去の上澄みだけ掬っても
自分以外に自分は語れない

気取った形や角ばる形
夜の星さえ凍えるよな台詞
その刺にやられて傷つく前に
ぼくはあなたを殺すかもしれない

きっとね自由になりたいって
純粋にそう思っていた
ただそれだけの日々

強くなりたいって気持ちが
体を追い越してしまった
ただそれだけの罪

2015/11/06 (Fri)

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