考える暇もないほどこの喧騒に身を置けばまた削られてちいさく萎んでゆく彼女に会いたいと思えば思うほど苦しい脳みその奥に隠れてる心のなかに埋もれてる大事な何かはしたたり落ちてここからあふれて全部零れてしまう言葉が積もって味覚を忘れて世界はどんどん裏切りを学ぶ思い出したいと思う出来事だけ瞬時にひっぱりだしたいのに彼女に愛されたいと思えば思うほど切ない
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