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壬治の部屋


[152] 現実サーフィン
詩人:壬治 [投票][編集]

あんまりだよ
とてもとても痛いんだ

あのときその芽を摘まなかったのを後悔している?

今更嫌いとはいわないで
置いてかないでくれ

孤独と知りながら
期待させる君
なんて酷な時間なのか

無知な自分と無力な現在
嘆いてばかりの今は疼いても

少しずつほんの少しずつ
生きる理由になっていたはずだった

あのときつぼみを約束した君が
開花した途端
そっぽを向いたのは偶然なのか

あんまりだよ
目も合わさずに

ここで終わるのは恋か人生

それとなくただ漂う時間
これからの結末なんてきっと
誰にもひとつも分からない

2015/11/28 (Sat)

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