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壬治の部屋


[166] FU.SHI.GI
詩人:壬治 [投票][編集]

つながったひとつの空と大気は
多様な表情を同時につくってる

ここではまっ青に晴れてても
君のうえには雨が降る
ある国は凍えるほど寒いのに
別の国はうだるように暑いんだ

ふしぎな世界でぼくは生きてる

朝日がのぼるとき
地球の裏に夕日は沈む
あの星と月を眺めれば
どこかの誰かはおはようと言う

ふしぎな世界でぼくは生きてる

とおく離れた惑星に
知らない生命があるかもね
何億年も前の地球にも
色んなドラマがあっただろう

分からないことが多すぎるのに
なんとなく大人しくここで暮らしてる

ふしぎな世界にぼくは生まれて
ふしぎもなくふしぎな日常を
生きてるって気がした
ふしぎをふしぎと思わずにいたよね
本能が引き寄せてる運命、、

いまは雨ばかりうるさくて
いろんな声を聞き逃しそうになるけど
どこかできっと晴れ間も見えてる
絶対に光は射してるって

そう信じられるから
ぼくはまだ人生をつづけてる
ふしぎな世界にぼくらは生きてる

2015/12/26 (Sat)

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