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壬治の部屋


[31] 青春の残像を
詩人:壬治 [投票][編集]

足手まといだと
切り捨ててきた感情や
煩わしいそこでの生き辛ささえ
いまは恋しくて、仕方ない

僕は既に対岸を目指し
海に飛び込んでしまった
あとなのに...

夢物語、絵空事ばかり
それでもあの頃は
とても愉しかったよね

くだらないと吐き捨て
悪びれて尖るその余暇も
すべては自由で
ありふれていたはずの自由で

当たり前だと信じていて
だけどこんなにも
尊い過去だったとはね...。

2015/06/06 (Sat)

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