スマイルの部屋
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[37] 幻
細い枝は君に似ている
川の音は君に似ている
石ころが君に似ている
雲の形が君に似ている
今の私の五感に入る
音や光や匂いや感触
それら全てが
いつか見た君の幻
2010/12/11 (Sat)
[36] 青い花畑
泣き虫なあの人の為に
涙の後笑えるよう
この詩を書いてみた
頬を伝って地面へと
落としてみせた青い種
きっと咲くのは青い花
泣き疲れて俯くと
貴女の涙で咲いた花
空を映した花畑
2010/12/11 (Sat)
[35] 水溜まり
堪えた涙が心に落ちて
出来上がった水溜まり
それは誰も気付かない
君だけの強さの証
2010/12/11 (Sat)
[33] 哀惜
寒い季節だというのに
君はどこへ行くのです
東や西や南や北にも
君の姿は見あたらない
上か下か、もしくは中央
行先くらい、手紙に書いて残せばよいのに
2010/12/10 (Fri)
[30] 煙と共に
胸が痛いから
私は煙草を吸った
スーっと楽になって
煙と共に涙が零れた
吐き出すのは白い息
感情を乗せて
苦しみも悲しみも
2010/12/09 (Thu)
[29] 苦しみ
言葉にできず
言葉にできず
逆巻き嘔吐するほどの感情を、私は憎しみを込めて『くるしみ』とよんだ
2010/12/09 (Thu)
[26] PEACE
私の煙草は平和な煙草
濃くて深くて甘い香り
あなたが好む
愛しくてやまない
平和の香り
2010/12/06 (Mon)
[25] 晴天
晴れた空が綺麗だと
私にはとても思えない
いつでも輝き放つのは
悔し涙と夢への光
楽しそうなその笑顔
2010/12/05 (Sun)
[24] set off
泣き出しそうな雨空も
不吉がよぎる暗闇も
全ての暗い風景が
佇むアナタを引き立てる
晴れた時には気付かない
雨の時こそ笑顔は輝いた
2010/12/05 (Sun)
[22] 夢うつつ
眠る時も手を繋いだ
夢かうつつか幻か
共に二人で夢の世界へ
寄り添い歩いていけるようにと
2010/12/04 (Sat)
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