ホーム > 詩人の部屋 > ひつじの夢の部屋 > 雨空

ひつじの夢の部屋


[2] 雨空
詩人:ひつじの夢 [投票][編集]

朝から雨。

少し大きかったズボンが水を吸って、冷たくて、寒い。

冷たいなって思いながら足元の空を見た。
悲しい色。

小さい頃、雨は神様の涙だと思ってた。

じゃあ今神様は泣いているのかな?

悲しいことがあったのかな?
この冷たさは、神様の悲しみなのかな?
僕は神様の涙を少しでも拭いてあげられたのかな?

神様、神様。
もう悲しまないで。
アナタの作った世界はこんなに綺麗です。

目かくしをしたくなるようなこともたくさんあるけれど、
この手の中にいれてずっとずっと見ていたいモノもある。

僕はこの綺麗な世界を見るために、目かくしをとって歩いています。

ありがとう、とアナタに言いたい。

ここに僕をいさせてくれて、この世界を歩かせてくれてありがとう、とアナタに言いたい。

悲しい色が無くなれば良い。
アナタの涙が嬉し涙にかわればいい。

虹がでれば良い。









アナタが笑えれば良い。







2006/11/27 (Mon)

前頁] [ひつじの夢の部屋] [次頁]

- 詩人の部屋 -