詩人:かし | [投票][編集] |
いつもぼくはこうしてうたってるよ
うたううたはおんていはずれだけど
こうしていつまでも
とまらずに
うたっていられたらいいな
そんなことばかりおもうよ
詩人:かし | [投票][編集] |
『時々見るあの夢の中で私は猫になる』
私は詩を綴ります。
からっぽの頭で考えたこと
感情でいっぱいの胸に詰まったこと
色々なことを色々なものにしていきます。
先日、私は夢を見ました。
私は猫になって壁に爪をたてていました。
爪を磨いでいたわけではありません。
私は必死に何かを伝えようとしていました。
たぶんそれは
爪が伸びすぎたということだった気がします。
ストラップを購入しました。
前にUFOキャッチャーでとった
スウィートカスタードと書いてある
可愛らしいプリンのストラップです。
一回100円のUFOキャッチャーで
そのストラップをとった時
私は一回で止めたのですが
友人はストラップがとれず
十何回も挑戦していて
私は彼に呆れてしまいました。
しかし今回
300円を払って
同じストラップを買った自分自身にも
呆れてしまいました。
詩人:かし | [投票][編集] |
ぼくはそんなことばかりやっていた
ぼくはこんなにもくだらなかった
それは突然の出来事で
悲しくて涙溢れた
誰もが思いもしない方法で
いままでやってのけたけど
やっぱり最後はぼくじゃなかった
過ぎ去ってから分かった
誰よりも頑張っている
そんな証明になるならいい
だから諦めなきゃならなかった
でも後輩に「頑張るな」なんて言えない
「最後に握手だけしてください」
血豆が潰れた手を差し出すエース
あの時から分からなくちゃならなかった
もう頑張らなくなったぼくは
恥ずかしがりながら
その手を握った
詩人:かし | [投票][編集] |
この果物を買ってくれませんか
黒いボールペンをくれませんか
砂ぼこり上げて進む道の向こうに
チョコレートのカスタードみたいな海
空は青いな
まるで故郷の海みたいだ
写真を撮ろうよ
ありがとう
少ないけどこれはほんのお礼だよ
伝わらないのか
誰かに伝えられるものでないのか
ぼくはなにひとつ変わらなかった
今はもう消えてしまったけれど
その時は胸が苦しかった
それが『ぶっている』ようで
嫌いだなんて馬鹿なこと思っている
詩人:かし | [投票][編集] |
生まれた場所には留まれない
歩きだす、もしくは流される
ふと目が合い手をつなぐ、そうしても
歩幅は違うし流れも違う
悲しくはない
あなたも同じ星を見ているだろうか
たぶんそっちはまだ昼だろうけど
詩人:かし | [投票][編集] |
少しずつ屈んでいって
いつもここで動けなくなる
僕を支える両手両足
邪魔くさい存在感
何より許せない
逃げて路地裏にいること
帰り道を避ける
どうして飲み込んでくれない
照らす照らす
背中焼かれ
振り返り
叫んで
走る
もう
じゃない
すでに
じゃない
そうだと決めつけた
駄目だと諦めた
その瞬間に終わってしまった
詩人:かし | [投票][編集] |
あの人には
怒っても
怖くない雰囲気がある
あの人は
深刻な話を
どうでもよい話みたいに話せる
大抵の物事は
「死ぬわけでもあるまいし」
その程度に考えてよいと言った
それ以外も
自分にとって都合のよい風に
考えてしまえばいいと言った
それらは
未熟な優しい人が選んでしまう
同じく未熟な誰かに
迷惑をかけない方法だと言った
面倒になったのか
色々なことは
臨機応変だと言った
時には臨機応変に
臨機応変を捨ててしまう
それも必要なことだと言って
私を笑わせた
科学準備室と教員室が共同で
お茶や珈琲があるものだから
いつもそこに集まった
今日、大きな失敗をしてしまいました
私はあなたの言ったことを思いだし
心新たに…
ではなく
あなたの適当な言葉を思いだし
ただ笑っています
詩人:かし | [投票][編集] |
それが相手を思って言うのなら
時と場所さえ考えれば
相手がたとえ
どんな気持ちのときでもいいでしょう
もしもそれが
自分のために言うことであれば
どんなことがあっても言うのが
一番でしょう
そうすれば
いざというときに
なんのためらいもなく
なんでも言える人になれることでしょう
そして
なにを言っても聞き入れてもらえない
そんな人になってしまうでしょう
だいたい、時と場所を考えれば
とか言ってる時点で
もうまる投げじゃないですか
っていうか一般的な云々〜
終わり