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かしの部屋  〜 投稿順表示 〜


[42] 過ぎたるは及ばざるが如し
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過ぎたるは中学時代で
及ばざるが今年


2009/12/30 (Wed)

[43] ゐゑゐゑ
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思い出せる一番古い記憶は
自分の手が不思議だったこと

何故思い通りに動くのか
こいつは一体なんなんだ

それが思い出せる一番古い記憶


今まで一度も離れたことがない
裏切られたこともない
僕のため
僕だけのため



自分で自分を裏切ること
今までたくさんあった

でもこの手はいつも僕の味方

この手は何
この手は僕の手

僕は手なのか
僕も手も僕

僕は何
僕と手で僕



2010/01/03 (Sun)

[44] いんえいあえ
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想像したものは現実のものではない
写真は風景を切り取ったわけではない

それなら何故
あんなに悲惨だと思うのか
それでも何故
すぐに忘れてしまうのかだろうか



あの時のこと
多分、いや確実に言える

あの人は私を知らなかったはずだ

男で、女で
ありふれた、珍しい名前の
この私、あの人が
「死んでしまえ」と思われたのは
ただひとつ、私達がそうであったから



写真や語り
なにもなければ想像はいらない
それを憤る人もいないのならば


2010/01/30 (Sat)

[46] 『自分』のために
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きょうが『あなた』のたんじょうび
生まれ変わった『あなた』
きっと大丈夫
『あなた』は良いことをした
良い人になった
だから祝おう
新たな門出を
これから『あなた』が幸せになることを







あなたはきっと良い人
あなたが邪魔だった私のまえから
消えてくれたあなた
おめでとう
『あなた』の幸せを祈ってます


2010/02/06 (Sat)

[47] 染み込み
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通り雨は過ぎて行く
この肌を何処かへ引くように

それは変わらないものなのです
去っていくことも寂しくはない
ただ、ただ悲しいのです

思い馳せ
夜の闇に飛ばすのは変わりません

人はいつまでもそこにいるのですね



ちょうどいい
真ん中を歩くのが難しい
生まれた時に生き
死んだときに死ぬ
もう少しだけ片寄ってください

雨は丸くとも
涙は丸い

手を伸ばしても届かなくても
膝折れば触れあえる

やはり過ぎて行く
確実に小さくなって


2010/02/26 (Fri)

[48] 桜メチル
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鼻唄を流し気分を乗せて
自転車に乗って通りすぎる間に
楽しそうな声が聞こえる
一緒かどうかなんて誰も
降り注ぐ陽も気にしてない

犯人はあなたです
桜の木の下の木下さんも
ゾンビダンスを踏もうとしてる
よろけてころんで
目に入る若葉をひとつまみ
ブドウがありますように

スーパーに寄っていかないと
そう思って携帯を探しても
何故だか見つからない
戻るのも面倒で
振り返らずに走り出した

そうして家に着く頃には気付いていた
鯨幕で飾り付けていたのが悲しくて
もうさようならなのか
本当に本当なのか
絶対に変わらないのか
そうなんだ
明日は僕には来ないのか


2010/04/01 (Thu)

[49] ああでもこうでもなくそうなんだ
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もちろん私が責任をもってしてます
確かに味付けはよくないとは思いますが
でも見た目に反するよりはいいでしょう



使ったら元の場所になおしておいてよ
わかりました
戻しておいて、これでいいんでしょ



まだ時間かかりそうなのかい
じゃあ僕も手伝うよ
いや、そんなこと思ってはいないさ
本当さ、ほら早く終わらせてしまおう
存外しつこいな君も
ペースが遅いことに関しては
特になんの感情も抱いていないよ



嫌々?
いやいや
い〜や



あなただけに話すよ
みんなが気を付けなければならないこと
僕とあなたのふたりの秘密
他の人に言ってもいいよ
たぶん誰かと君の秘密が増える


2010/04/17 (Sat)

[50] 繋惹き
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いつの間にかこんなにもたくさん
僕には綱が結ばれてる
特にこの腰には数えきれないほど

昔の話は思い出になり
前へ進むのを邪魔する
しゅびだばどぅ
たらったんだっだっだん

全部ひっくるめて台車に乗せてしまえば
ひと押しで楽になるのも
間違っちゃない気もする間違いな気がして

でも取りには戻れない
ここからは小さく見えるから
しゅびどぅびどぅ
るららしゃらららん

なおさら何に対して
一層何に対して
輝く

魅力的になる


2010/04/19 (Mon)

[51] チョリソーとか
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チョリソーなんてものを知っているから
このソーセージもあのソーセージも
チョリソーチョリソー言ってしまうんだ

だいたい名前で判断すると
チョリソーなんてのは
ノコギリの仲間だ

ノコギリは虫だ

虫なんて無視だ

ああ世知辛い
チョリソーを食べたばかりに
何故チョリソーを辛くした
更新料なんていらないんだ


2010/04/21 (Wed)

[52] 四十の御手洗
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はじめましてがあまり好きじゃなかった

珍しいなんて
本人を目の前にはあまり言わない
そんな気遣いも煩わしい
気遣いないのも不愉快だ
そんなひねくれた人間に育った


最近はもう
はじめましてはあまりない
もうひねくれてすらいない
なにもない


猫を飼ってみた
そこそこなついたかと思えば
帰ってくることはなくなった

料理をするようにした
楽だからと喜んでくれた
料理はやめて
洗濯や掃除をすることにした

草野球もギターもジオラマも
どれもこれも長続きしない

もうそろそろ五十だ


2010/05/04 (Tue)
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